KANAGAWA Muffin - Fm yokohama 84.7

神奈川を守る麻薬探知犬

神奈川県内では横浜税関において不正薬物の流入を水際で食い止めるため
麻薬探知犬とそのペアのハンドラーが活躍しています。
今回は麻薬探知犬が管理飼育されている「大黒ふ頭」に行ってお話を伺ってきた様子をお届けしました。
お話していただいたのは、横浜税関麻薬探知犬ハンドラーの赤松千穂さんです。

今年上半期の横浜税関における不正薬物の押収量はすでに昨年の3倍超えだそうです。
税関では、ヒトの約4千~6千倍といわれている犬の嗅覚を活用して
空港、港、国際郵便局で入国する方の携帯品や外国郵便物等の輸入検査などに役立てています。

赤松さんの職種は麻薬探知犬とペアになって検査をおこなう「ハンドラー」です。
1人1頭を担当するのですが、大きい犬だと40キロを超えるため
ハンドラーの業務は体力勝負!(そのため横浜税関のハンドラーは全員20代だそう。)

赤松さんがペアとなっている麻薬探知犬はジャーマン・シェパードの「ヤプーラ号」(6歳・雌)。

ヤプーラ号のケアや訓練、コミュニケーションなど普段のお仕事の様子をお話いただきました。
犬に合わせた生活となるため、朝早くから大黒ふ頭の管理センターに出勤されるそうです。
いくつかある活動現場のうちの1つが、川崎市東扇島にある川崎外郵出張所。
ハンドラーが麻薬探知犬を連れて郵便物の周辺を周り、不正薬物が紛れてないかチェック!
不正薬物を発見すると麻薬探知犬はその場に「おすわり」をします。
見つけたら(ヤプーラ号にとっては)ご褒美タイム。
赤松さんが持つ「ダミー」と呼ばれるタオルを巻いたもので楽しく遊んでもらえるんだとか!

赤松さんはヤプーラ号とペアを組んでから1年が経ち、現在2年目。
ヤプーラ号と一緒に楽しく検査をすることにやりがいを感じていると仰っていました。
安心安全な社会の実現のために不正薬物の摘発について頑張ってくれている方々がいます。

私たちは普段なかなか会う機会のない麻薬探知犬ですが、
11月30日(土)には横浜税関本関庁舎公開があります。
ここでは麻薬探知犬のデモンストレーションや税関音楽隊の演奏を楽しむことができるそうです!
お利口でかっこいい/かわいい麻薬探知犬に会いに行ってみてはいかがでしょうか。
税関イメージキャラクターの「カスタム君」もいるそうですよ~!(この子がまたかわいいのです。)

横浜税関 横浜税関本関「庁舎公開」について

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