今回は神奈川県立近代美術館企画課学芸員の橋口由依さんをスタジオにお迎えし、
近代美術館・鎌倉別館で現在開催中の企画展「てあて まもり のこす」や
今後葉山館で開催される企画展、夏休みお子様向けのワークショップなど
この夏をアートで彩るさまざまなお話をうかがいました。

注目は橋口さんも大きく関わっている企画展
「てあて まもり のこす　神奈川県立近代美術館の保存修復」です。(7月20日(日)まで開催)
美術館に収蔵されている作品の修復過程やそこで使う道具、作品を守りつつ展示をする工夫など
普段ほとんど目にする事ができない「美術館の裏側」を伝える珍しい展覧会。
保存修復の専門家が専任で勤務されている美術館はとても少ないそうですが、
神奈川県立近代美術館にはゲストの橋口さんを含め専門担当職員の方が2名いらっしゃるそう。
企画展のチラシはそのお2人がデザインのメインとなっており、これがとても素敵。
通常の美術館企画展とはちょっと違った切り口で楽しめること間違いなしです。

葉山館では来週13日(土)から「石田尚志　絵と窓の間について」が開催されます。
2015年以来の大規模な個展となる今回は、代表作と新作を中心に初公開の作品も多く紹介されます。

番組後半では「夏のたね2024」についてお話いただきました。
毎年夏休み期間の7月末～8月末に18歳以下のお子さんたちに配布している教育普及グッズ。
今年は「かげ」をテーマにしたグッズセットを配布するそうです。
こちらは7月20日(土)～8月31日(日)の期間中に葉山館・鎌倉別館の受付にて
無料で配布されます。グッズを使用したワークショップも開催されるそうですよ！

海風を感じる葉山らしさ、歴史・重厚感を感じる鎌倉らしさ、
2館ともそれぞれ建物やロケーションも素晴らしく私も大好きな美術館です！
今日ご紹介した企画展の内容など、詳しくはホームページをご確認くださいね。

→神奈川県立近代美術館