今回は黒岩祐治神奈川県知事の出演。
「脱炭素社会の実現に向けた取組」についてお話いただきました。
神奈川県では今年3月に「神奈川県地球温暖化対策計画」を全面改訂し、
①2050年脱炭素社会の実現
②2030年度までに県内の温室効果ガス排出量を2013年度比で50%削減
という2つの目標を位置付けています。
番組前半では目標達成に向けた現状の話や、
次世代の太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」について教えていただきました。
ペロブスカイト太陽電池は実物をお持ちいただいたのですが、
これまでの太陽電池に比べると非常に薄くて軽量!
国は2030年までの量産化を目標に取り組んでいるのですが、
県としても実証事業や普及啓発などについて企業と連携して取り組んでいく…と
以前から太陽電池には思い入れがある知事らしく熱く語っていただきました。
知事が掲げていらっしゃるのがペロブスカイト太陽電池です。
番組後半では脱炭素社会の実現に繋がる「海」についての新技術、
県が取り組んでいる「藻場」の再生についてお話いただきました。
(藻場とは、海の中にある海藻の森のこと。海洋生物のすみかになっているだけではなく
実はCO2の吸収源として極めて重要とされています。)
この藻場がなくなってしまう「磯焼け」が広がって問題になっているのですが
早熟性カジメという海藻を使って移植を行い、藻場の再生に取り組んでいます。
先日、実際に海に潜って知事も移植作業をおこなったそうです!
最後に、私たちも脱炭素に貢献できるような身近な取組について尋ねると、
冷房の設定温度や冷蔵の使い方など、省エネすることも立派な脱炭素に繋がるとのこと。
脱炭素につながるだけでなく節電になり、家計にも優しい。といい事ばかりです。
私も自宅でのライフスタイルを見直し、脱炭素の実現に少しでも貢献できたらと思います。
脱炭素に関する優れた取組を行った個人や事業者、
学校等の功績を称える表彰制度「かながわ脱炭素大賞」の候補者募集については
こちらをご覧下さい!
→第1回「かながわ脱炭素大賞」候補者募集 神奈川県ホームページ