
今回は神奈川県の鳥獣被害対策の紹介や、動物との共生について
神奈川県自然環境保全課の鈴木哲平さんと、
自然環境保全課・平塚駐在事務所の成瀬真理生さんにお話をうかがいました。
神奈川県は丹沢や箱根など豊かな自然環境に恵まれ、
生息する野生鳥獣の種類も多く、鳥類約400種類、ほ乳類約70種類の生息が確認されています。
その一方で、シカやサル、イノシシによる農作物被害や、
アライグマやハクビシンが屋根裏に侵入したりなど私たちの生活上への被害もあるのが現状。
神奈川県で行っている地域ぐるみの被害対策や
かながわ鳥獣被害対策支援センターの取組みについてお話いただきました。
また最近よく耳にする、クマによる被害の神奈川県内の状況も。
被害受けないためにはまず、遭わない工夫を。とのこと。
具体的には…
・山に入る時は出没状況を収集。県HPで公表しているので是非チェックを。
・クマが活発に行動する朝夕や霧が出ている時の行動は避ける。
・鈴、笛、ラジオなど音のするものを身につけ人の存在を知らせる。
・子グマを見つけたらそっと立ち去る(近くに母グマがいる可能性があり危険)
万が一、遭ってしまった場合は…
・急に立ち上がったり大声をあげない。
・背中を見せて走って逃げない。
・クマに向き合ったまま動きを見ながらゆっくり後ろに下がる。
といった詳しい対策方法を教えていただきました。
市街地ではアライグマやクリハラリスによる被害も多く出ており、
・大前提として、餌やりをしない。
・ペットの餌、利用しない農作物、生ごみを屋外に放置しない。
などの対策方法についてもお話いただきました。
((アライグマもリスもかわいいのですが…))
農業被害や生活被害は止めなければなりませんね。
発見した場合や捕獲の相談は市町村や県に連絡をお願いします!