
山北町共和地区に古くから伝わる民俗芸能「山北のお峰入り」。
約700年の歴史があり、国指定重要無形民俗文化財にもなっています。
80名の男性が天狗、獅子、おかめなど、それぞれの役に分かれて
8種類・11種目の演技を行いますが、なんと昨年「山北のお峰入り」が
「ユネスコ無形文化遺産」に登録されました!
来月10月8日に記念公演が行われるというということで、
お峰入り保存会会長の杉本君雄さんと山北町教育委員会の加藤拓也さんを訪ね
山北のお峰入りの魅力や歴史などをうかがってきました。
正式な公演の記録だと最も古い記録で文久3年(1863年)、
160年に渡って20回の公演が山北町で行われてきたそうです。
その回数からも公演自体がレア…!
保存会会長の杉本さんはそのうち12回に出演、大ベテランです!
たくさんの演目の中から杉本さんイチオシの演目を教えていただいたり
お峰入りが始まる合図となる掛け声を披露していただきました。
静かなもの、厳かなもの、華やかなもの...様々な演目が混じっており、
長年の歴史の重みや神秘的なものを感じました。
ちなみに歌や踊りはすべて口伝えで伝承されているのだそうです。
ご自身が19歳の時から「山北のお峰入り」に出演してきたという杉本さん、
ユネスコへの登録は念願であり、これをきっかけに山北町全体でお峰入りを
盛り上げるようになってきた。とお話されていました。
今回の記念公演はユネスコ登録後、初の公演ということもあり
出演者・関係者のみなさんの気合いも熱も充分!
世界に誇る古き良き歴史に立ち会う事ができる貴重な機会です。
記念公演は
2023年10月8日(日) 午前9時10分開始予定です。
場所は山北町立川村小学校のグラウンドにて。
観覧席は事前申込制となっております。
詳しくはホームページをご覧下さい!
→山北のお峰入り 山北町ホームページ
→山北のお峰入り専用サイト(チケットなどはこちらから)