「アップサイクル」という言葉をご存知でしょうか?
本来なら捨てられてしまうものに再び手を加えて、
新たな製品として生まれ変わらせるということ。
環境への負荷を最小限にしながら、資源を魅力的に活用する方法として
日常生活にも取り入れられつつある考え方です。
今回は海老名市のパンの耳からビールを製造するという企業、
「栄屋製パン」さんの専務取締役・吉岡謙一さんをゲストにお迎えし
製造に至ったいきさつや、アップサイクルへの想いをお話いただきました。
創業100周年、株式会社として70周年の節目の年を迎えた栄屋製パンさんですが
学校給食用のパンをはじめとした業務用のパンを製造していらっしゃるそうです。
サンドイッチ用のパンは耳を落とした状態で納品するため
毎日2トントラック一杯分のパンの耳の山が発生するんだとか。
家畜の飼料以外に何かに利用できないかと考えていたところ、
思いついたのがクラフトビールへの活用。
いくつかの醸造所から賛同をいただき、パンの耳をビールに変身させるという
プロジェクトが始動されたそうです。
発想から製造、完成までの道のりのお話を吉岡さんから伺う前に
試飲させていただいたのですが「パンからビールができるなんて!」
という驚きと共に、さわやかでフルーティーな味に興奮!
コーヒーを使ったビールもおいしかったな~。
吉岡さんの発想力と実行力に乾杯です!
製造されたビールは、栄屋製パンさんのECサイトでの販売や
飲食店などでお試しいただく事ができます!
環境に優しく、そして美味しいビール。ぜひお試しを…!
→栄屋製パン(サカエヤ)
→upcycle Beer