KANAGAWA Muffin - Fm yokohama 84.7

海老名で伝統の酒造り「雄町」と「泉橋酒造」

今回は海老名市にある酒蔵、泉橋酒造さんをご紹介しました。
ここは日本酒を作るためのお米(酒米)の一種、「雄町」の栽培から醸造まで
一貫した酒造りに取り組んでいらっしゃいます。


泉橋酒造の六代目蔵元 橋場友一さんにお話をうかがいました!


1857年創業、「栽培醸造蔵」と呼ばれる方法で
潤沢なお米と地下100mから汲み上げた丹沢山系の伏流水という
自然の恵みを生かした酒造りを行っています。


写真には収まり切らないほどの広い田んぼ!
1996年から米作りを開始。酒米の栽培から醸造までを一貫した酒蔵は
全国でも10軒程度、神奈川県内ではここだけだそうです。

地元の酒米農家さんと「さがみ酒米研究会」を組織し、
原料米の研究などを行いながら、44ヘクタールの田んぼで酒米栽培を行っています。


美味しいお酒を造るには、まずは良い酒米が必要不可欠!という発想から
土づくり、減農薬栽培、米農家さんとの情報交換を大切にしていると
お話してくださいました。


幻の酒米と言われる「雄町」、酒米の王者「山田錦」、
2014年に誕生した「楽風舞」を栽培されています。
一粒一粒がしっかりとしたお米、それにしても美しい…。

雄町は江戸時代の終わりに岡山県で発見されたお米。
稲の高さが他のお米より高く、140cm程度まで伸びるので倒れやすく
育てるのも大変なんだとか。
お酒にするとフルボディでゆったりとした深いリッチな味わい。
「オマチスト」と呼ばれるファンも多いそうです。


今年4月には雄町が産地品種銘柄に新登録。
登録されると「神奈川県産」と公に名乗ることが可能であり、
海外に輸出する際もこれを名乗る事がとても重要なんだそうです。


背の高い雄町と一緒に一枚!
海老名市から世界に向けて、おいしい「神奈川県産」のお酒を
どんどん発信していただきたいですね!

泉橋酒造さんのお酒を購入できるお店や飲める飲食店などを
ホームページでチェックしてくださいね。

泉橋酒造 ホームページ

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(オマケ)
泉橋酒造の敷地内には「酒友館」という直営ショップがあり
ここで試飲や商品の購入ができます。テラスも素敵なんです!

ということで、収録後に私もいただきました…♡大満足!

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