神奈川県内で「梅」といえば有名なのは小田原の曽我梅林。
県内では主に県西地域でウメの栽培が盛んですが、
神奈川県でのウメの生産量は全国でも上位なんです。

今回は神奈川県農業技術センターで育成しているウメの新品種
「翠豊（すいほう）」をご紹介。
実際に農業技術センターにお邪魔し、果樹花き研究課の片山恭佳さんに
神奈川県のウメ事情も含めてお話をうかがってきました。

令和3年に新品種として登録申請された「翠豊」は
収穫量が毎年安定しており、収穫できる量も「白加賀」の2倍以上。
果実は「白加賀」と同じ位の大きさであり、
綺麗な果実が多く収穫できるんだそうです。
ちなみに「翠豊」という名前は果実の鮮やかな緑色を表す「翠（みどり）」と
収穫量が多いという豊産性の「豊（ゆたか）」から命名されました。

翠豊は梅酒・シロップ向きの品種ということで
収録後に翠豊で作ったウメジュースをいただいたのですが
さっぱり・フルーティーでとてもおいしい！
片山さんからは「今後、県内のウメ生産者に翠豊を普及していく。
ゆくゆくは翠豊が神奈川県の代表的なウメの品種になってほしい」
というメッセージをいただきました！
早く市場に出回るのを楽しみにしています。