
今回は微弱な電流を感知して自らの意思で手を動かせる
「筋電義手」普及の取組みなどを紹介しました。
義手には目的に合わせて様々な種類がありますが
今回ご紹介したのは「筋電義手」です。
腕の筋肉の筋電位を感知し、モーターにより電気的に動かします。
自分の意思で掴む、離すという動作を行うことができます。
神奈川県リハビリテーション病院にお邪魔して
医師の横山修先生、筋電義手を使用している松田理佐子さん、
作業療法士の對間泰雄さんに詳しくお話を伺いました。
強い力で掴む事ができ、習熟訓練を積むと両手動作が可能となるので
日常生活で料理や洗濯などの動作がしやすくなります。
また仕事で両手が使える事により、業務の幅が広がることや
無理な姿勢をせずに仕事ができる可能性があります。
見た目も従来の金属の義手と比べると自然です。
現在、筋電義手を使用している松田さんに
筋電義手を使用するようになったきっかけや、
訓練のお話、筋電義手に対する思いなどをお話いただきました。
生活の質の向上など様々な可能性を持つ筋電義手ですが
義手は一本約150万円と高額。
神奈川リハビリテーション病院では現在、筋電義手利用希望者の
訓練を開始していますが訓練期間中は病院で用意せざるを得ず、
費用面には課題が残ります。
神奈川県では「筋電義手バンク」を設置し、寄付をお願いしています。
集まったお金は訓練用義手の確保にあてられます。
筋電義手バンクの設置により、より多くの方が筋電義手の訓練を
受けられることが期待されます!
もっと多くの方々に広まり、誰もが使える社会を目指して。
筋電義手の説明やバンクの詳しい内容は以下のページをご覧下さい。
→筋電義手バンクへの寄付(神奈川県ホームページ)