今回は神奈川県水産技術センター・栽培推進部の岡部久さんを
ゲストにお迎えし、最近「かながわブランド」に新たに登録された
「三崎黒潮キンメ(キンメダイ)」と「天然・釣物 相模のトラフグ」を
ご紹介しました。
「かながわブランド」とは「組織的な生産体制に基づき、品質、
生産量並びに供給体制の向上及び安定を目指す県内産農林水産物
及びその加工品」のこと。
(長い文字が並びますが、簡単に言うと神奈川で生まれ育った美味しいもの!)
真っ赤で鮮やかなボディとまんまるで大きな目がかわいい金目鯛は
関東では古くから煮付けのお魚として親しまれてきました。
神奈川でもおいしい「金目鯛の煮付け」が食べられるお店が
たくさんありますよね!(煮付けだけではなくお刺身や酒蒸しなども♡)
今回私が初めて聞いた言葉が「卓越年級群」。
例年より多く子どもが生き残る現象なのですが、
金目鯛の資源はこの現象によって支えられています。
岡部さんいわく、発生する条件などは詳しくはわかっていないのだとか。
(直近で起こった卓越年級群は平成28年。そろそろお願いします!)
そして言わずと知れた高級魚のトラフグですが、
神奈川県では相模湾、最近では東京湾でも捕れるそうです。
西日本のイメージがありましたが、実際は日本各地に分布しているんですね。
神奈川県内では2003年度にまとまった漁獲があった時、
漁業者のみなさんから「資源量を増やしたい!」という要望が
県水産技術センターにあったそうです。
そこから始まり、2019年には水揚げ量が約10トンまで増えたとの事!
これはもうトラフグ=神奈川県の新たな特産品と言っても良いのでは!
これからますますトラフグが美味しい季節がやって来ますね♡
水産技術センターだけでは資源管理はできませんので
漁業者さんとの連携がとても大切であると仰っていました。
この見事な連携のおかげで私達消費者は安定した美味しいお魚を
いただくことができるのですね。