KANAGAWA Muffin - Fm yokohama 84.7

アートで街を元気に!

街を明るく彩り治安を守る「壁面アート」。
神奈川県内各地にありますが、今回は秦野市の取組みをご紹介しました。

実際に秦野市にお邪魔してこの取組みをすすめている
秦野市交通住宅課の三宅翔太さん、壁画アートを手掛けた絵画サークル
「Crazy Pumpkin」の代表、久保寺こずえさんにお話を伺いました。

収録当日、まず伺ったのは北矢名東名高架下トンネル。
ここは歩道が設置してあり歩行者の従来もあるのですが、
暗くて子どもや女性は通行しづらいという意見があったのがきっかけで
トンネル内に絵を描くことになったそうです。

縦1.9m、横40.7mの見事な壁画アート。
等間隔に区切られた中で絵を描いた子ども達の
自由でダイナミックな作品が並んでいます。


壁画があるだけでとても明るくなるトンネル内。
思わず「ありがたや」と拝みたくなる富士山もありました。
右側の作品から、流れるようにお花が舞っているのがすごく好きです。

これだけ大きいサイズの絵を描くのは大変だったのでは!
久保寺さんから制作の過程や期間のお話も伺う事ができました。

とてもカラフルでフリーダム。
楽しかっただろうな~というのがよく伝わってきます。
私が気になったのは…

空に舞う「お米マン」。※私が勝手に命名。
お米に手足が生えている...。この自由な感性、心を捉えて離しません。

かわいい絵からかっこいいものまで、Crazy Pumpkinのメンバー達が
個性的なアートでトンネル内を彩ります。

次に訪れたのは、市営入船住宅内の壁面アート。
斜面崩落防止用の土留め鋼板にたくさんの動物達が描かれています。


ここは公園に面しており、住宅入居者だけではなく皆が通行できる場所。
通勤や通学途中に見たら一日元気に過ごせそうです。



秦野市を中心に、小中学生や障がいのある方たちに絵画指導をしている
Crazy Pumpkinですが、絵を学ぶことを通して自己表現力をつけ、
彼らが自律(自立)の精神を持てるようになることを目標としているそうです。

子ども達が見て感じたままに描いた動物のなんと開放的なこと!
「シマウマは絶対に白と黒。」なんていうつまらない概念は
ここにはありません。これでいいいんです。楽しいなー!

今までは「絵が描いてあるな」くらいにしか思っていなかった壁面アート。
歩行時はじっくりと絵に目を向けてみると楽しそうです。
芸術の秋にピッタリの、とても楽しい一日でした。



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