今回は新型コロナウイルスへの対策や
コロナ禍で見えてきた課題について、
黒岩祐治神奈川県知事にお話をうかがいました。

番組前半では「まん延防止等重点措置」や変異株の状況について、
後半ではこのコロナ禍で広がりを見せている課題
「児童虐待」の現状をお話いただきました。

全国で増え続けている児童虐待相談件数ですが
神奈川県でもこの5年間で件数が倍増しているそうです。
ところがコロナ禍の緊急事態宣言での休校中は
相談件数が減った月もあるなど、周囲から虐待が見えにくく
虐待の「潜在化」が懸念されています。
県では令和3年4月に「大和綾瀬地域児童相談所」を新たに開設し
県所管6か所の児童相談所でよりきめ細やかに対応するため
体制を強化しています。

児童相談所で対応した具体的な事例についてもお話いただきましたが
地域で孤立している親はＳＯＳをうまく発信できず、
支援にうまくつながれず虐待に至ってしまうことがあると言います。
児童相談所の現場は、単なる親子を引き離す目的ではなく
むしろ「支援の始まり」であると捉えて、日々家族と向き合っているという
お話が印象的でした。

通告のための児童相談所虐待対応ダイヤルは「１８９(いちはやく)」。
この番号でお住いの地域の児童相談所に繋がります。
また児童相談所相談専用ダイヤルは　0570-783-189　です。
24時間365日対応となっています。
通告や相談は子どもや家族への支援の始まり。
まずはためらわずに連絡をお願いします。

終了後、知事に正しい「マスク飲食」のやり方を
教えていただきました。