KANAGAWA Muffin - Fm yokohama 84.7

新型コロナウイルス感染症対策 ~後方搬送の神奈川モデル~

今回は神奈川県医療危機対策本部室の医師、中森知毅先生に
県の新型コロナウイルス感染症対業務のお話や
神奈川県の医療提供の体制などについて伺いました。

県の医療提供体制である「神奈川モデル」の基本的は考え方は
・重症患者は高度医療機関
・中等症患者は重点医療機関
・無症状者・軽症者は自宅療養か宿泊施設療養と分ける
とされています。

3/13現在、県の新型コロナの新規感染者は
ピーク時に比べると減少していますが2月末から下げ止まりとも
いえる状況にあり医療現場は依然過酷な状況が続いています。

病床を増やすだけではなく、患者を早く回転させていくシステムが
新たに必要であり、これらをミックスさせて動かしていく事が重要。

コロナの症状がよくなった患者さんに
別の医療機関群に移っていただくことを「下り搬送(後方搬送)」と
呼びますが、この後方搬送を円滑に進めるため
神奈川県で取り組んでいることなどを詳しくお話いただきました。

先生が詳しく説明して下さった「後方搬送」神奈川モデルについては
こちらのページに詳しく説明が記載されています!

「後方搬送」の神奈川モデル(神奈川県ホームページより)

通常、転院先を探すのに1日以上かかるのですが、
このシステムによって9割の方が2時間以内で見つかるなど成果も出ており
患者さんにとっても安心安全な取り組みであることが分かりました。

緊急事態宣言が21日まで再延長されました。
こうした医療提供体制を守るためにも引き続き自分たちにできる
基本的な感染症対策を徹底していきたいと思います。


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