KANAGAWA Muffin - Fm yokohama 84.7

チョコっと科学 おいしさの秘密!

バレンタインデーに向けてチョコレートを手作りする方も
多いと思いますが、おいしいチョコレート菓子を作るには
「ただチョコを溶かして固めればいい!」…とならないのが
お菓子作りの難しいところ。
また暖房の効いたところや暑い時期、一度溶けてしまった
チョコレートを食べると(あれ?ちょっと味が落ちた?)
なんてこともありますよね。

今回はみんな大好き!チョコレートについて科学的に
お勉強してみよう!というわけで
二人の先生にお話をうかがいました。

まずは東京大学物性研究所の餅田円先生。
餅田先生は「チョコレイト・サイエンス」というプログラムを企画し、
日々チョコレートの研究をされているスペシャリストです。

チョコレートはカカオマス、砂糖、ミルクなどがココアバターに
包まれた状態で固まってできたものです。
この「ココアバター」の温度特性、固まり、結晶がチョコの
美味しさにとって大変重要なものであるというお話をしていただきました。
チョコを口に入れた瞬間(あ~なんておいしいんだろう!)と
感じるあの至福のひとときには「ココアバターの結晶」が
おいしさの決め手になっているんですね。
(味が落ちてしまうのも結晶が原因とか。)
チョコレート菓子作りに欠かせない「テンパリング」が
なぜ必要なのかよく分かりました。

次にお話をうかがったのは、
川崎市立犬蔵中学校の織笠友彰先生。
織笠先生は授業に「チョコレイト・サイエンス」を取り入れて
いらっしゃるそうで、その出会いと生徒さん達の反応などを
お話しいただきました。
「身近な素材を題材に生徒の関心を高める授業ができ、
科学が実生活と深く結びついていると学ぶ事ができる」
…というようなことを仰っていましたね。私も受けたい!

明日はバレンタイン。チョコレートが最も盛り上がる時期?ですが
そもそもチョコレートはいつ食べてもおいしい。
でもその「おいしい」の秘密って何なんだろう?
そんな疑問を解消できる、とてもお勉強になった回でした。

もっと詳しく知りたい!という方は

チョコレイト・サイエンス

をご覧下さい!

top