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明治政界の奥座敷 “大磯”

今週は「明治政界の奥座敷"大磯"」がテーマ。
NPO法人大磯ガイド協会の斎藤直人さんに電話でご出演いただき
大磯町の歴史やゆかりの人物、
現在公開中の「明治記念大磯邸園」をご紹介いただきました。

東海道五十三次8番目の宿場町として栄えた江戸時代から
明治に入って大磯は「海水浴場発祥の地」として
大きく変わります。なぜ大磯が海水浴場発祥の地に?という疑問に
斎藤さんから「大磯のマツジュン」(!)こと、
医師であり元陸軍軍医総監だった松本順について
教えていただきました。

大磯町の小中学校では必ず大磯の歴史の授業があり、
「大磯の人は松本順の葉かに足を向けて寝る事ができない」と
言われるほど、明治以降の大磯町の発展に大きく貢献した人です。
海水浴の最初の目的はレジャーではなく、
治療法として行われていたという話も意外でした。

そして大磯といえば伊藤博文や大隈重信、陸奥宗光など
保養や療養を目的に大磯に住まいを持った政界人も多く
彼らがかつて過ごした別荘も未だ残っています。
これらを「明治記念大磯邸園」として整備を進めており
現在旧大隈重信別邸庭園、陸奥宗光別邸跡庭園の一部区域を
公開しています。(全面公開予定は2024年)
偉人たちのそれぞれのこだわりが詰まった庭園を歩きながら
風光明媚な大磯町の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
(コロナ禍が落ち着いた頃に訪れてみて下さいね。)

明治記念大磯邸園

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