
今年も各地で豪雨による被害が起きています。
また長梅雨で雨量も多く、これからの台風シーズンも心配。
地球温暖化による気候変動の影響などを踏まえておこなった
「かながわ気候非常事態宣言」やそれに合わせて策定された
「神奈川県水防災戦略」について
黒岩県知事から改めて詳しくお話をうかがいました。
現在工事が行われている引地川下土棚遊水地工事や
矢上川地下調節池工事についても説明がありました。
遊水地というと、日産スタジアム周辺の鶴見川多目的遊水地を
ニュースなどでご覧になっている方も多いかもしれませんね。
災害時の情報伝達運用の改善についてもお話がありましたが
県民の皆さん向けには企業庁のLINE公式アカウントを利用し
いざという時の情報を確認していただきたいと思います。
現在の状況を踏まえて心配されるのが「複合災害」です。
災害対策基本法で、避難所については市町村の役割とされており
県は市町村を支援しています。
県では世界的建築家の坂茂氏ご協力のもと、
「避難所用間仕切りシステム」の防災協定を締結しました。
この「避難所用間仕切りシステム」は紙管と布で
誰でも簡単に組み立てられ、また新型コロナ対策として
飛沫感染防止にも役立つというもの。
いつ自然災害が発生しても対応できるよう、
県は市町村と連携してしっかり取組みを進めていくとのことでした。
また消防団員でもある県職員の提案で生まれた
「消防団初動対応サポートブック」もご紹介いただきました。
自らの命は自らが守る意識を持ち、
適切な避難行動をとれるように日頃からポイントをおさえ
正しい情報と備えを揃えておきましょう!