KANAGAWA Muffin - Fm yokohama 84.7

糸の町半原~愛川の匠

古くから「糸の町半原」と呼ばれている
愛川町の繊維関連の伝統をご紹介しました。


訪れたのは愛川町の愛川繊維会館=レインボープラザ。
館長の落合勝司さんにお話をうかがいました。



ここでは手織りや藍染め、くみひも、紙漉き体験などを通じて
愛川町の伝統産業を学ぶ事ができます。
連日、社会科体験の学生さんが数多く訪れるそうで。
リスナーのみなさんの中にも訪れたことがある方も
いらっしゃるかもしれませんね!

愛川は早くから相模三大養蚕地のひとつとして知られていました。
相模三大養蚕地:高座郡、愛甲郡、津久井郡。
半原は中津川沿いの小さな盆地にあり、田畑も少なく
林業も難しかったため、少ない収量で多くの収益を得られる養蚕は
江戸時代から取り入れられていた産業でした。


半原の繁栄をさせた撚糸機や、約70年前のアメリカ製丸編機などを
見せていただき、撚糸業の歴史を垣間見ることができました。
丸編機もまだまだ現役!


19世紀初頭頃から作られてきた郷土
の紙「海底紙(おぞこうがみ)」は
とても温かみがあり、今でも地元の小学校では生徒が
自ら漉いた和紙を卒業証書に使用しているそうです。素敵なお話!

体験教室は学生さんだけではなく、一般の方も参加できます。
中津川のせせらぎ音を聞きながら半原の自然と伝統に
触れてみてはいかがでしょうか?

→愛川繊維会館・レインボープラザ

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