現在、神奈川県立生命の星・地球博物館で開催中の企画展
「箱根ジオパーク展　～身近な火山と友だちになる～」を
ご紹介しました。お話を伺ったのは主任研究員の笠間友博さんです。

「火山と友だちになる」というユニークなフレーズですが
これは４０万年にわたる箱根火山の活動に着目することで
防災も含めて、箱根火山と私達が持続可能な関係を築いていこう！
というもの。

箱根町、小田原市、真鶴町、湯河原町の取組みによって
2012年に箱根火山が日本ジオパークに認定されました。
その後2016年には南足柄市も加わった新しい箱根ジオパークへ。
2020年には日本ジオパークの再認定審査を迎えるため
地域で盛り上げようということですが、
今回の企画展では改めて箱根火山について理解を深め
周辺の活動についても学ぶことができます。


人間の感覚とは異なる時間や空間のスケール、
箱根火山の生い立ちや、未来に向けた防災・保全についても
笠間さんから詳しくご案内いただきました。

相手の事を知ろうとしなければ「友だち」にはなれませんよね！
人間の一生は長くても約100年。
それと比べると火山の一生は数十万年から長ければ100万年以上。(！)
人の一生と比較すれば、私たちが深刻な噴火に遭遇する確率は
高くないのかもしれませんが、それでも絶対に出会わないという
保証はありません。
みんなが大好きな箱根について理解を深めるためにも
とても勉強になった時間でした。

5月12日(日)まで開催中です！
観覧料や交通アクセスなど、詳しくは
生命の星・地球博物館のHPでご確認くださいね。

→神奈川県立生命の星・地球博物館