KANAGAWA Muffin - Fm yokohama 84.7

過去を育てて未来を創る 葉山ふるさと絵屏風

まず「葉山町」と聞いて思い浮かべるのは、
キラキラ光る海とマリーナ、オシャレなレストラン、
シンプルだけど美しさが際立つマダムや若いママたち。
有名人や著名人の自宅や別荘などが並ぶ街。
地元の方々からしたら、苦笑・失笑されてしまいそうな私の乏しい想像力!

(でも以前、一色海岸にて冷えた白ワインのグラスを片手に
砂浜を駆け回るペットのワンちゃんを眺めている素敵なご夫妻を見た時、
「ま!まぶしい!これぞ葉山!!」とクラクラしたものですよ。)

無くてもいいような前置きが長くなりましたが、
今回ご紹介した「葉山ふるさと絵屏風」には
それらとはまた違う葉山の風景や人々の生活が描かれています。

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昭和30年ごろの葉山・木古庭/上山口地区。
一枚の絵屏風を4つのパートに分けています。
よく見ると、右から左へ春夏秋冬に流れていますよね!
当時の人々の暮らしや四季の催事、子供達の遊びの様子が
それはもう細かく、たくさん描かれています。

ぬくもりや、生活の匂いが伝わるあたたかい絵。
なんでこの可愛らしい絵から、そのリアルさを感じられるのだろう。と思いました。
それはおそらく、この絵屏風を描くのに使われた「心象図法」。

当時の木古庭、上山口を知る地域の人々に
懐かしい匂いや風景、音、味覚、感触などの五感体験をアンケートし、
それらを元にして描いたんだそうです。

地元の方々が世代を超えて楽しめる絵屏風になっているのは当然、
私のような余所の人が見ると「葉山にはこういう場所もあるんだ!」と
新しい発見がたくさん出てきます。
改めて、葉山は海だけではなく山も美しい町なんだと思い知らされます。

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お話を伺った、ふるさと絵屏風継承会・会長の岩沢直捷さんと
葉山ふるさと絵屏風の絵を担当された、小島栞さんです。

葉山ふるさと絵屏風の一般公開スケジュールは
☆11月7日(土)、8日(日) 「木古庭文化祭」@木古庭会館
(実物大レプリカの展示となります。)

☆11月14日(土)、15日(日) 「上山口文化祭」@上山口会館
(実物の展示です!)

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