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地球とつながるYAMAPの「流域地図」に注目! YAMAP戦略推進部 松山麻理さん②

今週は、2024年度グッドデザイン金賞を受賞した、地球とつながるYAMAPの「流域地図」に注目!今夜もスタジオにお迎えしました! YAMAP戦略推進部 松山麻理さんです! 

登山アプリNo.1の「YAMAP」が、今年リリースしたのが、全国の流域が一目で見てわかる「流域地図」です。5月に発表され、その後、ハザードマップも重ねてみることができるようになっています。

ⒸYAMAP


一言で「流域地図」です・・といっても、実際に地図を覗いてみると、川の源流から河口までがわかるのではなく、川を中心としてぐるっと行政地図とは違う区分けで、3Dの地図となっています。これまでにも、3Dで日本各地を表した地図はありましたが、なぜ、山のスペシャリスト「YAMAP」が「流域」にこだわった地図を作ることになったのか、今日は、そのお話から。
山のスペシャリストの「YAMAP」が流域地図に取り掛かった理由として、1つは、山がどうしても山好きの人や、山に関わってる人にしか親しみがなく、街で暮らしている多くの人たちにとって山が遠い存在になってしまっていて、山・川・海といった自然の恵みとか、自然との繋がりを感じにくくなってるので、この繋がりを伝えたかったということ。そしてもう一つ、流域地図が必要だと、代表の春山さんが思ったきっかけが「令和2年豪雨」を体験して、全国各地で水害が増えているいま、「都市に暮らす人々の山とのつながり」「気候変動時代の治水」という2つの社会課題の解決も、自然をテーマとする企業の責任として取り掛かる必要があると動き出していた時に、慶応義塾大学名誉教授の岸先生の「流域思考」と出会い、2021年末にプロジェクトがスタートしました。

流域地図は、日本全土を網羅していますので、自分の住む場所に川がなくても、どの流域に属しているのかがわかるため、どの川が一番近いのかもよくわかるようになっています。さらに、その流域はどの山から繋がっているのかも知ることができ、また、学校で学んだ日本三大河川の信濃川、利根川、石狩川の流域の広さを見てみると、他とは違う広大なエリアだという事もわかり、直観的に学ぶことができます。
この「YAMAP 流域地図」は、これまでにない地図だけに、開発には苦労が多くありました。山の3D地図と違って、等高線や国土地理院地図だけでは表せない流域。国土地理院の「国土数値情報」「基盤地図情報」と、 東京大学と京都大学が開発した高解像度水文地形データを使う事で、流域地図が作ることができたんだそうです。ただ、河口側で、まだ細かいところで空白になっているところもあるので、ぜひ、そこに住むみなさんからのフィードバックをいただけると嬉しいとのことでした。
ぜひ、一度「YAMAP 流域地図」を覗いてみてください。

ⒸYAMAP

YAMAP 流域地図:
https://watershed-maps.yamap.com/maps

株式会社ヤマップ
https://corporate.yamap.co.jp/

登山アプリYAMAP 
https://yamap.com/

「YAMAP 流域地図」のもととなる「流域思考」について。
以前この番組にご出演いただいた慶応義塾大学名誉教授 岸由二さんの対談はこちらから!
Keep Green & Blue 
2021年8月31日 
「生きのびるための流域思考」について 岸由二さん
https://www.fmyokohama.jp/keep/2021/08/1-5.html
https://www.fmyokohama.jp/keep/2021/09/2-5.html
https://www.fmyokohama.jp/keep/2021/09/3-4.html
https://www.fmyokohama.jp/keep/2021/09/4-2.html

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