
― うちは、犬も猫もおりまして。
特に愛犬家・愛猫家という
わけでもないんで、同居人として
犬も猫もいるんでございますけれども。
犬と猫は当然、本当に性格が
正反対とまではいかないでしょうけど
本当に真逆でしてね。
その違いが面白くて楽しいんです。
猫は脈絡がないんで次の行動が読めないし
何を考えてるかわからない。
それをやってるんだったら
次はこうだろうっていう
文脈がないんですよね。
しかも後腐れがないし
集中力が続かない。
家政婦になるには
1番向いてないんじゃないかな?
犬と猫で言うと
犬が家政婦になった方が
ちゃんとやってくれそうな気がするんです。
猫村ねこ、大丈夫でしょうかね。
― 爪を研ぐっていうのは
犬は絶対やらない動作なので
うちの猫も、爪研ぎを
ソファーでやるのは
もう本当に頭が痛くて。
買ったばっかりの革のソファーが
今やボロボロですよ。
猫を飼うということは
物が傷むということを
了解した上で付き合って
いかなきゃいけない存在なんです。
猫というのは、柔らかい
クッションの上を
ふみふみふみふみするんです。
聞くところによると、子どものころ
母親のおっぱいをふみふみして
探してまさぐって吸うという
一連の動作をどこか自分の
拠り所にしてるというか
辛いことがあったり
悲しいことがあったら
その母親のおっぱいを
ふみふみしているころを
思い出すという所作を
大人になってもやるんです。
うちの猫も、ふみふみするんですけど
それはなかなか可愛い
仕草ではありますね。
そういう猫的な動きも
これから猫村さんにも随所に出てくる
のではないかと…
その辺もお楽しみにして
いただければと思います。
- 痛いところをつかれましたね(笑)
岩手!残念!
行ったことない!(笑)
さきほど考えたんですけど
日本で未だに足を踏み入れたことのない
県が2つありまして…
和歌山県と岩手県。
行ったことない!行きたい!
呼んでください。
孤独のチームにも言っておきますよ。
わたくし、あまちゃんに
出ていないもんですから…
岩手、ご縁がなかったんですよ。
南部鉄器!冷麺!
昔、北九州出身の光石研さんが
美味しいよって、わざわざ岩手の
冷麺を送ってくれたという
意図がよくわらかなかったというのは
覚えている(笑)
- タイラギ粕漬けというものが
FMヨコハマを聞いている
99%の方がわからないと
思うんですけど。
九州には松浦漬けという
くじらの軟骨を粕漬けにした
缶詰がありましてね。
お父さんが酒のつまみにするもので
僕は子どものころから大好きで
親父の食べ残しを貪っていたんですけど。
独特ですよね、酒粕の香りがね。
タイラギというのは
どうも貝みたいで…
これだけは食べられないというものは
一つあるんですけど
それはスタッフには言ってない。
その食材が番組で出てきたときに
孤独のグルメはファイナルに
なるんじゃないかと
スタッフにも言ってあるんです(笑)
ー Fヨコでみんなでワイワイ言いながら
録っているときは
横浜ランドマークタワーの中にも
プリンやシュークリームの
美味しい店がある。
スタッフは僕以外みんな女性なので
甘いものを誰かが
持ってきてくれたりして
それをつつきつつ
ゲストの皆さんとお送りする
というのも至福のひととき。
このご時世、ケーキを
買いに行くのも命がけ。
甘いものがないと
僕は死んでしまうので
家で作りました。
プリン・チーズケーキ
ガトーショコラ・パウンドケーキ
andレモンケーキ作りに挑戦しようと…
チーズケーキは
もう3回ぐらい作ったかな。
安定して美味しいです。
やっぱり、チーズの質ですね!
あと、ガトーショコラも
決め手となるのはチョコレート。
VIVANIがお料理用のカカオ70%の
チョコレートを出していて
それが非常にガトーショコラにはいい。
プリンは、もう何度作ったか
わからないですね。
私はもうカルメラ作りにかけては
うるさい男になっちゃいました。
全卵と砂糖と牛乳とバニラで
卵黄を多めにすると色の感じもよくて
プリンらしいのができるんですけど
あえて全卵派です。
パウンドケーキは中に美味しい
ドライフルーツをいれたいんですけど
なかなかそういう店が開いていない。
この騒ぎは終わった頃には
私は商売替えをしている可能性も
なきにしもあらず。
(*手作りスイーツ写真はコチラ)
ー 絵心も何もないんで
絵を描ける人が羨ましい!
ただ美術展とか行くのは大好きです。
今はどこも閉鎖で
大好きな法隆寺の百済観音も
東京で誰にも見られることなく
法隆寺にお帰りになるっていう
記事を読んで、ちょっと心苦しいです。
画家は、フランス人
19世紀末から20世紀に活躍した
エドゥアール・ヴュイヤール。
「ベッドにて」という絵が一番好きです。
日本でいうと
「仙厓義梵(せんがい ぎぼん)」
お坊さんの絵なんですけど
仙厓和尚、私の地元福岡の坊主で
面白い可愛らしい絵を
描くので大好きです。
詩集といえば、この間、番組で
ご一緒した又吉直樹さん。
せきしろさんとお二人で作られている
自由律俳句というか
一行詩みたいな詩集
「蕎麦湯が来ない」
「まさかジープで来るとは」
「カキフライが無いなら来なかった」
この三部作は面白い。
言葉作りにすごく影響を受けています。
―私はアイドルのコンサートに
行ったことがないので分からないんですけども…
一番大きな声を出さなきゃいけなかったというのは
僕、舞台俳優でしたからね。
って過去形にする必要はないんですけど。
劇場が大きくなると、それだけ大きな声を
出さなきゃいけないんですよ。
マイクとかもつけてないですからね。
でも劇場っていうのは
一番後ろのお客さんに聞こえればいいわけで
ある程度のエリアというものを限って
声を出すんですけど
野外劇というのは、どこまで
出していいのかわからないんですよ。
蜷川幸雄という演出家のところに
修業時代入りまして。
最初に舞台に立たされて役がついたんですけど
築地本願寺で野外劇をやったんです。
その時はもうとにかく途中で出てきて
何か報告しなきゃいけないんですけど
どんだけ(声を)出していいかわからない。
見上げると星空ですよ。
「緊急事態発生!」みたいなセリフなので
とにかくテンションあげなきゃ
いけないんですけど
どこまで出していいかわからない。
MAXで出していると、声も飛んで
声が飛んだら次の役者に
変わらなきゃいけなかったので
非常に苦しかったですけど…
絞り出してました。それかなあ〜。
プライベートで、一番大きな声を出すような
状況っていうのは、できればもう
この歳になると避けたいものです。
―わたくし、ものまね芸人ではございませんで
あくまで、俳優が何かをやるときに
役立つんじゃないかと思って
誰かの口調とかを真似てみる
ということはあるんですけども。
大泉洋くんに関しては
ジャパネットたかたの元高田社長
あの方の、真似をちょっとすると
大泉くんに近くになるね。
このPCMレコーダーが、なんと、9,800円!!
とかっていう言い方をね
大泉洋風に言ってみるとね
大泉洋くんみたいになってくるんですよ。
タブラといえば…
ユザーンさん経由でインドに
発注していたタブラが
なかなか来ないんですよ、やっぱり。
でも、ある方が
タブラいらなくなったっていうんで
いりますか?って。
先ほど来まして、今家にあるんですよ。
今日レコーダーを置いている台は
そのタブラが梱包されていた箱。
まず最初にベビーパウダーを
買ってくれということなんで
ベビーパウダーを駅前の薬局にでも
買いに行かないと。
でもこれ不要不急じゃないから
落ち着いてから行った方がいいのかな。
インドに発注したものじゃありませんけど
タブラが来たということを
一応、報告しときましょう。
―食べ物の事についての思い出を語る
というのはやっぱり人生の中で
楽しい瞬間、幸せな瞬間は
数あるわけなんです。
けれどもやっぱり美味しかったものの
思い出、記憶。
それが脳の中に刻みつけられていて
食べることも叶わなくなった時に
あのとき食った○○が美味しかった
また食べたいなぁと思う気持ちっていうのは
生きたいというエネルギーになってくでしょうし
本当にそういうつもりで作った番組じゃなくても
孤独のグルメというのは
昔死んだ主人と食べたものを思い出して見てます
みたいなことを言われると
本当にああいう番組でも
続けててよかったなぁと思いますし
断食中のお坊さんも、あれを見て
煩悩から自分を遠ざけようとしてるみたいな…
面白いなと思います。
人生で一番美味しかった物。
今はまだ食べたいものがいっぱいあるんで
まだ分かりませんと答えるしかない。
僕も食べる事が叶わなくなった時に
何が美味しかったかなーっていうのは
すごく思い出しても楽しいだろうし
また食べたいなと思うことで
また次に向いたいっていう
エネルギーが出るのかもしれない。
そんなお父さんを見送って過ごしてらっしゃる
なかちゃん自身も、美味しいものを食べる思い出を
いっぱい胸に刻んでいってください。
―よく20%を切るまで我慢ができるもんだと
感心して読んでおります。
私は自慢じゃないけど
80%を切ると不安になります。
家にいるから別に0%になっても
電源があるんだから
不安になることもないのに
家で使っていようが70%台になったら
不安でしょうがないです…
年寄りの愚痴でございます。
最近は、家の電池も
ほぼ充電式に変えている。
そっちの方がいいのかなって…
それは電池残量とかわからないんですけど。
使い捨てじゃないという
そういう時代に、20%まで
我慢することができるという
めぇこさん素晴らしい。