
早田さん、いつもありがとうございます!
午前10時15分。外ではグリッドウォークが始まりました。ストレートはあっという間にお客さんで一杯に。私はグリッドウォーク入れなかったんですが、今シーズンで引退を表明したマーク・ウェバー選手を見に来た、という方も沢山いらっしゃるんだろうな~。
そして午前11時。決勝レースがスタートしました!!
ポールポジションはアウディ8号車(オリバー・ジャービス)。続いてポルシェ1号車(マーク・ウェバー)。そしてトヨタ5号車(中嶋一貴)、トヨタ6号車(小林可夢偉)の順でスタート。
スタートからしばらくして、アウディ7号車(ブノワ・トレルイエ)がトラブル発生でスローダウン。ピットに戻り、その後復帰したものの、順位を大きく落としてしまいます。(そして規則違反となり、リタイアという結果に)。
■感涙のチェッカー
トップはアウディ8号車、そして、ポルシェ1号車をかわして、トヨタ6号車が2位に浮上します。そのトヨタ6号車の走りを現場で見ていて、カッコイイな~と感じていました。他のチームよりも強いオーラがあって、なんかね、キラキラしていたんです!(上手に説明できなくてすみません・・・)
その後も、順位を入れ替えながら、アウディ8号車、トヨタ6号車、ポルシェ1号車の争いとなり、残すところあと10分。
この時点で、トップはトヨタ6号車(小林可夢偉)、2位はアウディ8号車(ロイック・デュバル)、3位はポルシェ1号車(マーク・ウェバー)。トップと2位の差は、約5秒でした。
そしてレース終了まで残り5分。
トップの6号車と2位の8号車の差はどんどん縮まっていき、3秒程に!この時、その2台の状況を教えてもらったんですが、アウディ8号車はタイヤ交換済み、一方のトヨタ6号車はタイヤ交換をせずに行く作戦だったそうです。つまり、可夢偉選手は、タイヤをいたわりつつ逃げなければならなかったんだって。
トヨタが逃げ切れるか?アウディが追いつくか?
どちらが勝つのか、残り1周になっても全くわからない!
ドキドキドキ・・・、私も大興奮でした。
そして、先にチェッカーを受けたのは、「トヨタ6号車」!!!2位のアウディ8号車との差は、約1.4秒という僅差でした。3位には、ポルシェ1号車。トヨタ5号車は、4位という結果に。
じつは、トヨタ6号車がゴールした瞬間に、私、泣いちゃったんです。ポロポロと涙が止まらなかった。可夢偉選手が必死に走っている、その表情を見ていたら、感動してしまって。
ルマンでの劇的な幕切れは悲しかったけど、この富士でのドラマティックな勝利は、きっと、沢山の人の心に残ったんじゃないかな?と思います。
ちなみに、突然泣き出した私を見て、ビックリしてしまったのが、隣にいた富士スピードウェイの秋庭さん。「どうしたの?!」と本気で心配してくれました。いつもお世話になっているのに、さらに驚かせてしまってすみません(笑)。
■やっぱりサーキットが好き!
この富士は6時間のレースでしたが、時間が長い分、富士スピードウェイのいろんな場所からレースを見ることができました。
ヘアピンコーナー、100R、コカコーラコーナーなど、それぞれの場所ならではの楽しみ方がありますよね。100Rでは、マシンがすぐ横を通るから迫力があるし、エンジン音の違いもわかるので特に面白かったです。
やっぱり、レースは現場で見るのが楽しい!今回は特にそう思ったレースでした。
最後に、カーグラフィックの早田さん、そしてレース観戦に来ていた、モータージャーナリストの島下さんのご協力により、マーク・ウェバー選手の写真が撮れました。嬉しい(泣)。
今回もたくさんの皆さまにお世話になりました。ありがとうございました!!