The Motor Weekly - Fm yokohama 84.7

【えみりインプレッション】フォード・フォーカス。自分だけが知ってる“いいクルマ”でちょっと優越感 レポート:藤本えみり

フォード・フォーカスとDJ藤本

最近ずっと私が気になって仕方がなかったクルマに乗ってきました。それは新型フォード・フォーカス。ようやく試乗車をお借りできたので、1日ゆっくりとドライブしてきました。

フォーカスに興味を持ったのは、番組にゲストで来て下さったジャーナリストさんに、「フォード・フォーカスってすごく良いクルマなんだよ」と教えて貰ったのがきっかけ。その後いろんな方にお話を聞いたら、欧州では、販売台数であのゴルフに勝ったクルマなんだぞ!とも教えて貰って驚きました。正直、日本ではゴルフほど知られていないのになー、と。

でも今回実際に乗ることが出来て、フォード・フォーカスって、もっともっと有名になってもいいクルマだと思いましたね。ってちょっと偉そうですけど。

クルマをピックアップして始めて間近でフォーカスをみたときに、リヤのデザイン、エッジが効いていて、カッコいいなって思いました。私、このリヤスタイルを見たときに「キビキビ走りそうなクルマ!」って予感がしたんです。

キビキビ走りそうなクルマ!

運転席に座ってみると、インテリアもシャープで若々しい感じ。これまた、走るのが楽しくなりそう! 本当はフォーカスをピックアップしてから、一度家に戻って仕事をしようと思っていたけど、仕事は後回しでいいかなー、ってことで、フォーカスに誘われるように、どこに行こうか、ワクワクモードに突入しちゃいました。

たっぷり高速道路も走れて、ワインディングも楽しめて、そしてどうせなら夏っぽい美味しい物も食べたいな…と欲張りなことを考えながら、秩父に向かうことに決めました。秩父に有名なかき氷屋さんがあるって、雑誌で見たばかりだったので。ラーメン屋、焼き肉屋には1人で入る勇気がないけど、かき氷なら1人でも食べられそう。

私がお借りしたのは、5ドアハッチバックのフォーカス・スポーツ。今回、日本に導入されたのはこのグレードのみで、安全装備やレザーシートが標準で、そのお値段293万円なり。このシートの座り心地がなかなか良くて、長時間乗っていても全然疲れなかった。そして右ハンドルというのがやっぱり運転しやすかったです。(ウインカーが国産車と同じ右側だったのは、最初はビックリしましたが)。

運転し始めて、スピードが乗ってくると、スイスイ走ってくれました。特に高速道路での軽快さが楽しかった。首都高、中央道、圏央道、そして関越道まであっという間。なんか、このまま新潟まで行っちゃいそう。

でもせっかくだからワインディングも走ってみたいしと、花園インターで降りて、峠道へ。
ここで私、このクルマのことがすごく好きになりました。カーブを曲がっていくときに地面にぴたっとしてるような感じが好き。スムーズに曲がれるから、運転していて気持ちいい。

5ドアハッチバックのフォーカス・スポーツ

楽しくて夢中になっていたら、全然知らない場所に来てしまった。こういう時、ナビが付いていたら嬉しかったなと思います。迷ったのは私のせいなんですけどね(笑)。

で、かき氷はどうしたんだよ?って。実はあまりにも走りに夢中になりすぎたのか、目的地のかき氷屋さん、閉まっていました…。こんなオチでごめんなさいー。このお店は、なくなり次第終了だったそうです。トホホ。

とりあえず秩父の川原に下りてクルマを撮影しようとしたその瞬間、遠くに見える橋に貨物列車がやってきた。このシャッターチャンスを見事、写真に撮りました。かき氷は残念でしたが、これで本人は大満足。私ってば、エラい。単なる偶然を自画自賛しちゃう幸せなオンナです。

最後にもうひとつ、フォーカスに乗ったら試してみたかったのが、音声認識機能です。

私、声で操作出来るクルマに乗るのは初めて。しかもフォーカスは答えてくれると聞いていたので、「ナイトライダーみたい!」と楽しみにしていました。ただし操作を受け付けるのは英語のみ。そのため、私の英語ではなかなか通じませんでした。そのたびにフォーカスは丁寧に、「理解できません」と英語で答えてくれましたけどね。

考えようによっては、運転しながら英会話の勉強にもなるかも? そしてなにより、一人ドライブに出掛けても話相手がいるようで寂しくない。私にはそれが一番魅力的でした。フォード・フォーカス、「知らなーい」なんて言わずに、まずは乗ってみて下さい。

フォード・ジャパン・リミテッド

フォード・フォーカス主要諸元

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