The Motor Weekly - Fm yokohama 84.7

プジョー208アリュール Part1 先入観なしに一度お付き合いください byえみり

ザ・モーターウィークリー、DJの藤本えみりです。番組内のミニコーナー「えみりのクルマでボンジュール」と連動して、フランス車やフランスについてお伝えしているこのスペシャルブログ。今回、セレクトしたのは、プジョー208です。208は2回目になるんですけど、その理由は、208に新しい仲間が増えたからなんです。

 

クルマでボンジュール 208アリュール Part1 14


 

それは1.2Lエンジンを搭載した208アリュール。前回の208は1.6LのNAエンジンを載せたシエロだったので、また違ったキャラクターが楽しめるんじゃないかと、乗る前から楽しみでした。100kgの軽量化を実現したとか、207と比較してボディサイズをコンパクトにした、でも車内空間は広くなっている。そういう208の進化したポイントについては、前回の私のブログをチェックしてみてください(リンクはココです)。

 

クルマでボンジュール 208アリュール Part1 03クルマでボンジュール 208アリュール Part1 04

 

ちなみに1.2Lエンジンが加わったことで、208は1.6NAエンジン+4ATのシエロとプレミアム、1.6ターボ+6MTのGT、1.2L+5MTのアリュールとラインアップが充実。2013年の夏には200psの208GTIも日本に投入されるそうで、そっちも楽しみですよね。

 

クルマでボンジュール 208アリュール Part1 02クルマでボンジュール 208アリュール Part1 10

 

さて今回の208アリュール、乗る前から楽しみだったのは新設計エンジンということもあるんですけど、何よりもマニュアルミッションにワクワクしてたんです。最近はオートマを選ぶ人がほとんどだし、マニュアルが設定されてない車種も多いですよね。でも個人的にはクルマはマニュアルで乗りたい派なんですよ。だから208アリュールが5MTだと聞いて、受け取るときからワクワクしてました。

 

クルマでボンジュール 208アリュール Part1 13


 

スタッフからキーを受け取ったときに「大丈夫ですか?」って聞かれたけど、もう何がですかって感じでしたよ。「いやマニュアルだし…」って、大丈夫に決まってるじゃないですか! 最近は動かしてないけど趣味用のクルマはマニュアルなんですから! でも「失礼しちゃうんだからー」なんて言ってたら、発進一発目にエンストしちゃいましたけどね、てへぺろ。まあこれは久々にマニュアルに乗ったときのお約束ってことで、208アリュールが悪いわけじゃありませんよ。

 

ちなみにアリュールのクラッチペダルは軽く操作できるので、左足が疲れるなんてことはまったくありませんでした。あと、つながるポイントも分かりやすいから、ストップ&ゴーみたいなシチュエーションでも楽々だったって言っておきましょう。

 クルマでボンジュール 208アリュール Part1 06


 

さてプジョー208、まずは新しい1.2Lエンジンからチェックしてみました。3気筒エンジンなので音や振動がどうかなって思ってたんですが、問題なし。信号からの発進加速でも高速道路でもいやな振動もなく、車内にも不快な音が入ってくることもありませんでした。

 

あ、それで今回のこのアリュールはスタッフにも大人気で、撮影の合間など時間があったらずーっとアリュールのステアリングを握ってたんですよ。マニュアルのコンパクトカーなんて最近少ないから楽しいんでしょうね。それで外からエンジンの音を聞く機会もあったんですが、「ババババー」っていう3気筒らしいっていうのかな、なんか元気一杯回ってる感じのエンジン音でした。4気筒以上のエンジンとは違う独特のサウンドで走る208アリュール、結構かっこよかったな。

 

 


クルマでボンジュール 208アリュール Part1 05

そしてこの1.2Lエンジン、最初はパワー不足を心配していたんですが、それも問題なし。高速道路の走行車線を走っていて、そこからの追い越し加速。「ちょっと力足りないかなー」なんて思っちゃってゴメンなさい。オーバードライブ気味の5速から4速へひとつギアを落として、アクセルを踏むだけでぐいぐいと208アリュールは加速していったんです。

 

こういうシーンでパワーやトルクのないクルマだと、アクセルを踏み込んでそこからエンジン回転が上がるのをじーっと待つ感覚ってありますよね。でも208アリュールはアクセルにリニアに反応して、力強い加速を見せてくれました。

 

クルマでボンジュール 208アリュール Part1 12


 

さて今回、私と208アリュールが出かけたのは伊豆半島。本当は箱根のワインディングを…って思ったんですけど、ロケの前に208アリュールに乗って分かったのは、決して峠をギンギンに攻めるクルマではないってこと。それよりも高速道路、峠や海沿いのワインディングをゆーったりと走るのが似合うなーって。

 

クルマでボンジュール 208アリュール Part1 07


 

シフトレバーのストロークにも余裕があって、決してセカセカと走るクルマじゃない。でも2速や3速でギアをキープしたまま走れば、アクセルレスポンスもよくキビキビと走れるんですね。もちろん高めの5速ギアのおかげで高速クルージングは静かで快適そのもの。その日、そのときの気分や走る場所で乗り方や楽しみ方を変えることができる。そんな懐の深さというか、キャラクターの多様性、それが208アリュールの魅力だって思いました。

 

クルマでボンジュール 208アリュール Part1 08クルマでボンジュール 208アリュール Part1 09

 

そういえばアリュールって言葉、英語で「魅力」とか「魅惑」という意味なんですよね。先日、番組の収録でコメンテーターさんに教えてもらったんです。へー、魅力ねえ。

 

208のエントリーモデル、いうなればプジョーのボトムエンドを支えるベーシックな1.2Lエンジンを搭載したクルマに、あえて「魅力」っていうネーミングを与えるところに、プジョーっていうメーカーのセンスと自信が現れている気がしますね。

 

さらにこんな魅力的なクルマが199万円で買える。これはいろんな人に乗って欲しいなぁ。そして208アリュールのいろんな魅力に気付いてもらえたらうれしいです。「マニュアルだから面倒かも…」「1.2Lだからパワーがないかも…」って先入観はなしで、まず乗ってみてほしいんですよ。付き合えば分かる、その魅力。これ208アリュールだけじゃなくて、私、藤本のことでもあるですよー。「わがままだから」とかそういう先入観なしに、一度付き合ってみませんか(笑)。

 

 

< 取材協力 >

プジョー 208 公式サイト

 

< 関連記事 >

クルマでボンジュール 508SW Part1   508SW Part2   508SW Part3

クルマでボンジュール 3008 Part1   3008 Part2  スタッフブログ

クルマでボンジュール RCZ Part1  RCZ Part2  スタッフブログ

クルマでボンジュール 308CC Part1  308CC Part2  スタッフブログ

クルマでボンジュール 208プレミアム Part1  208プレミアム Part2  スタッフブログ

クルマでボンジュール 508 Part1  508 Part2  スタッフブログ

クルマでボンジュール 208アリュール Part2

 

top