スズキ・ワゴンR/スティングレー
ロングセラーを続けるスズキのワゴンR/スティングレーは2012年9月にフルモデルチェンジを行い、5代目となった。今回のフルモデルチェンジのハイライトは、エコクール、エネチャージ、新アイドリングストップという3つの低燃費化技術を搭載したことだ。
モデルはNAモデルとターボモデルでハイトワゴンであることに代わりはない。両モデルともに上記の技術が取り入れられ、JC08モード28.8km/Lと軽ワゴンNO1の低燃費となっている。
エコクールとは、新たに蓄冷材を採用し、アイドリングストップしているような状態でも室内を冷却できる技術。エネチャージは減速エネルギーで充電するシステムで、加速走行時のオルタネーター稼動領域を減らし、エンジン負荷を低減して燃費を改善する技術だ。また、新アイドリングストップは、信号などで停止しようと減速していくと時速13kmでアイドリングストップするというもので、同じく低燃費に貢献する技術だ。
< ワゴンRスティングレー >
スティングレーにはパドルシフト付き ↑↑
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三菱・アウトランダー
2012年10月に6年ぶりにフルモデルチェンジが行われたアウトランダーは、安全性、燃費、上質感を追求したプレミアムツーリングSUVとして新たに誕生した。
先進的な安全装備術e-Assistの新採用やエンジンによる低燃費化、軽量化などを実現し、外観、内装、走りなどクルマ全体の質感向上を目指したモデルとなっている。
グレード展開は2.4Lガソリンエンジン搭載の4WDに3グレードに2.0LガソリンFFモデルという4グレード展開となっている。燃費は先代から約22%向上し、全車が平成27年度燃費基準を達成し、エコカー減税50%に対応している。
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スバル・フォレスター
2012年11月4代目となる新型フォレスターがデビューした。クルマとしての基本性能を高めるとともに、静的、動的質感にもこだわりを持って新開発されている。
従来どおりターボモデルとNAモデルがあるが、両車は大きくフェイスが異なっているのが特長。搭載するエンジンもFA型、FB型へと新世代へと変更され、また、アイサイト搭載モデルのグレード展開も幅広くなっている。ただしFFモデルはなくすべてAWDというのも特長のひとつである。
モデルラインアップは2.0LのFBエンジン搭載のNAで4グレード、同じく2.0LのこちらはFAエンジン搭載でスバルの直噴技術DITが採用され2グレード用意されている。また、AWDモデルにはあらたにX-MODE機能が加わり、これまで”滑り“を感知してからVDCなどの制御が働き、滑りを止めていたが、X-MODEでは滑り出す前に制御が働き、よりクルマの安定性を高めることができるようになった。
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マツダ・アテンザ
2012年11月にマツダのトップモデルとして発売された。新型アテンザはマツダの新世代技術スカイアクティブが投入されたモデルで、上質でスポーティな走りと優れた環境・燃費、安全性能を実現したモデルとして開発されている。
新型アテンザはグローバル展開を視野に入れたC、Dセグメントに属しドイツ・プレミアム御三家をフォーカスしたモデルである。そのため、インテリアの質感や見た目の高級感、人とクルマの一体感のあるハンドリングを標榜したマツダ初のフラッグシップモデルという位置づけになっている。
ボディタイプはセダンとステーションワゴンの2タイプでいずれもFFモデルになる。搭載するパワーユニットはCX-5で好評を得たディーゼルエンジンが搭載されている。2.2Lディーゼルターボに6ATと6MTが用意される。またガソリンは2.0Lの自然吸気エンジンに6ATと2.5L自然吸気+6ATという3タイプのエンジンから選べる。
燃費性能ではクリーンディーゼルが22.4km/L(6MT)、20.0km/L(6AT)、2.0Lのガソリンが17.4km/L、2.5Lが15.6km/Lとなっている。
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