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【メルセデス・ベンツ】待望のCクラス・クーペを発表。セダン&ワゴンにはエントリーモデルを設定

メルセデス・ベンツ日本は2011年10月17日、Cクラスに待望のクーペモデルを設定した。現行Cクラスが2007年6月に日本に導入されて以来、4年 以上が経過して実現したことになる。また装備を充実させた特別仕様車「C250ブルーエフィシェンシー・クーペ・エディション1」も同時に発売。さらにセ ダンとワゴンには新エントリーモデルの「C180ブルーエフィシェンシー」を新たに設定した。

 

 

実はCクラスのクーペとしては、今年7月29日にはハイパフォーマンスを誇る「C63AMGクーペ」が先に発売されている。しかしながら、レギュラーのラインアップには2カ月余り遅れての登場となった。

 

新しいCクラス・クーペには「C180ブルーエフィシェンシー・クーペ」と「C250ブルーエフィシェンシー・クーペ」の2グレードを設定。いずれ も1.8Lの直列4気筒直噴ターボエンジンだが、コンプレッションなどの違いで前者が156ps(115kW)/25.5kgm(250Nm)、後者が 204ps(150kW)/31.6kgm(310Nm)というパワー/トルクを発揮している。

 

最新鋭の7速オートマチックトランスミッション(7G-TRONICプラス)や、ECOスタートストップと称するアイドリングストップ機能を全車に 標準装備して環境性能を強化。C250はエコカー減税(75%)対象モデルとなり、型式認証取得前のC180は未定としているが、対象となるのは確実と見 られている。

 

なお俊敏性と快適性を高次元で両立するという「AGILITY CONTROL(アジリティ・コントロール)」をクーペにも採用。クーペならではの高いボディ剛性に加えて、サスペンションも専用にチューニングされてい る。さらにC250クーペには「ダイナミックハンドリングパッケージ」を標準装備。電子制御可変ダンパーによるきめ細かい制御や、13.5というクイック なギアレシオによる軽快なハンドリングを提供している。

 

フロントセクションの基本シルエットはセダンやステーションワゴンに準ずるが、フロントグリルの左右に2本ずつ伸びるクロームフィンの外側を細くす るなどでV字型のデザインを際立たせるなど、クーペとしての個性化には妥協がない。セダンより全高が40mm低められたサイドビューは、流れるようなルー フラインが特徴。左右の間隔を大きく取ったリアコンビランプは、リアビューの幅広感に貢献している。

 

メルセデスのクーペの伝統として、キャビンは定員4名の4座独立式。その代わりに大人4名でもゆったりと乗れる空間を確保し、トランク容量も実はセダンより10L広い450Lを確保している。

 

価格はC180ブルーエフィシェンシー・クーペが435万円(消費税込み、以下同)、C 250 ブルーエフィシェンシー・クーペが598万円となっている。いずれも右ハンドル車のみの設定だ。

 

 

次に特別仕様車「C 250 ブルーエフィシェンシー・クーペ Edition 1」の概要は以下の通りだ。C 250 ブルーエフィシェンシー・クーペをベースとし、ボディカラーにつや消しブラック(designoマグノナイトブラック)を特別に設定。2トーンカラーの 18インチAMGホイール、ブラックを基調にポーセレン(乳白色)を効果的にあしらったインテリアトリムやステアリングを採用。前席ヒーター付きのレザー ARTICOシートも装備。価格はベース車の22万円高の620万円となっている。

 

↑ 左から、セダンのC180ブルーエフィシェンシー、ワゴンのC180ブルーエフィシェンシー

 

最後にクーペと同日の10月17日、Cクラスのセダンとワゴンに新エントリーモデルの「C180ブルーエフィシェンシー」が新たに設定された。また同時 に、セダンとワゴンの全車にECOスタートストップ機能が標準装備され、さらに経済性が向上している。さらにC 200系のモデルでは装備の充実が図られ、オプションのAMGスポーツパッケージの価格も大幅に引き下げられた。 Cクラスのセダンとワゴンの価格は以下を参照のこと。

 

 

 

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