今週は、フグの調理に必要な免許のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
フグは、食品衛生法に基づいて届出が行われた施設で、
専門の資格を持った人が調理したものでないと、
食べてはいけないと決まっておる。
自分で食べるだけならいいだろうと
思ってしまうかもしれないが、
自分で釣ったフグを自分で調理したことによる食中毒や、
知人から譲り受けたフグを食べたことによる食中毒が
毎年発生しているので、
フグの素人調理は絶対にダメじゃ。
フグを専門で狙う遊漁船で釣ったフグは、
免許を持っている船長や
船宿の女将さんなどが捌いてくれるので、
安心して食べることができるが、
それ以外でフグが釣れてしまった時、
免許があれば食べられるのになぁ……
と思ったことがある釣り人は多いはずじゃ。
先週、わしが紹介した公開中のドキュメンタリー映画
「GUN FISH あなたの知らないフグの世界」を見て、
フグの免許にチャレンジしてみたいと思った人も
いるかもしれんのぉ。
フグ毒の主な原因は、テトロドトキシンと呼ばれる
非常に強い神経毒で、
加熱などの調理で、無毒化・弱
毒化することができないんじゃ。
しかも、フグの種類や漁獲された海域によっても
食べられる部位が異なるため、
専門的な知識と技術が不可欠ということで、
専門の免許があるんじゃな。
フグ調理に必要な免許の名称や制度は
自治体によって違うんじゃが、
「ふぐ取扱責任者」「ふぐ包丁師」などと呼ばれておる。
受験資格などは自治体によって違うんじゃが、
学科試験と実技試験があるのは共通じゃ。
神奈川県の「ふぐ包丁師」や
東京都の「ふぐ取扱責任者」の場合、
学歴、年齢、実務経験、調理師免許の有無は問わず、
だれでも受験することができるんじゃ。
決して簡単に取得できる免許ではないが、
しっかり勉強してチャレンジしてみるのもいいかもしれんのぉ。