The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識 『「トミヨ」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「トミヨ」という淡水魚のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

清流のシンボルというと
「ホタル」を思い浮かべる人が多いと思うが、
今日紹介する淡水魚「トミヨ」も、
清流にしか棲めない清流のシンボルなんじゃ。

トミヨは、トゲウオ科の小さな淡水魚で、
背中に鋭いトゲを持っているのが特徴じゃ。

生態もユニークで、オスが水草の根元に巣をつくって、
この巣の中にメスがやって来て卵を産み、
幼魚になるまで、オスが子どものお世話をするんじゃ。

生息地は、清水が湧き出るような、
冷たい清流に限られていて、
環境の変化で、全国的に数を減らしているんじゃ。

そんなトミヨの仲間のなかで、
かつては関東地方に広く分布していたものの、
現在は、埼玉県熊谷市の荒川水系の
特定の湧水にのみ生息している固有種
「ムサシトミヨ」という魚がいるんじゃ。

この「ムサシトミヨ」は
1963年に初めて報告されて以降、
60年以上もの間、
正式な種としては認められていなかったんじゃが、
最近になって、
ムサシトミヨが他種と明確に分化していることが
示されたのを受けて、
ようやく新種として登録されたんじゃ。

埼玉県の「県の魚」にも選ばれている魚が、
やっと新種登録されたというのは驚きじゃな。

いつまでもトミヨが棲める
清流の環境を残していきたいものじゃな。
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