The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識 『横須賀の海岸で発見されたラブカ』

博士じゃ。
今週は、横須賀の海岸で発見された
ラブカに関するウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

ラブカといえば、カグラザメ目ラブカ科に属する
最大2メートルほどの深海ザメで、
水深500から1000メートルに生息していて
原始的なサメの特徴をよく残していることから
「生きた化石」とも呼ばれておる。

深化を遂げた”今どき”のサメとは違って、
体型は非常に細長く、
頭部から尾に向かって先細りとなっていて、
まるでウナギのような体型じゃ。

捕獲例が極めて少ないので
研究者でも目にすることが難しいサメで、
北海道や相模湾などで、稀に定置網にかかる程度じゃ。

2024年には、相模湾のベニアコウ狙いの遊漁船で
「ラブカ」が釣れて話題になったんじゃが、
釣りでラブカがかかるのは、とても珍しいことなんじゃ。

そんなラブカじゃが、
今月中旬に、横須賀市の東京湾側にある野比海岸で、
ラブカが流れ着いているのを、
地元の海洋生物好き中学生が発見したんじゃ。

家族と海岸を散歩していたところ、
波打ち際で異様な存在感を放つ細長い物体が目に入って、
近づいてみると、標本や図鑑で何度も目にしたことがあった
「ラブカ」の姿と重なったそうじゃ。

特に特徴的な三又の歯が並ぶ口元を見て、
ラブカではないか?という思いを強くしたそうで、
観音崎自然博物館に問い合わせたところ
「すぐに持ち込んで欲しい」という要請を受けたため、
ラブカを持って駆け付けたそうじゃ。

今回見つかったラブカの体長は1メートル超。

今後、観音崎自然博物館で解剖調査が行われる予定で、
胃の内容物を確認することで、
この海域の深海における生態系を探るなど
貴重な研究資料として活用されるそうじゃ。
調査を担当する学芸員の提案で、
今回ラブカを発見した中学生も
研究論文づくりに参加することが決定したそうなので、
年内を目指している研究発表が楽しみじゃな。
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