博士じゃ。
今週は、「釣りの結果を学術論文に」…というウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
琵琶湖・淀川水系に固有の「ハス」という魚を知っておるかのぉ?」
最大で体長30センチ近くになるハスは、
国内で唯一のコイ科の魚食魚として知られておる。
琵琶湖でブラックバスを狙っていると
ゲストで釣れることもあるが、
最近は、ハスを本命として狙うルアーフィッシングも
人気になっておるのぉ。
そんなハスじゃが、琵琶湖での漁獲量は
40年以上にわたって減少傾向で、
環境省のレッドリストでも、絶滅危惧種に指定されておる。
ただ、漁獲量は漁の回数や効率性の影響も受けるので、
ハスの個体数自体が減っているのかどうかは、
はっきりと分かっていなかったんじゃ。
そこで、ハスを13年間にわたって釣り続けた結果、
ハスの個体数が減少傾向にあることを、
北海道教育大と龍谷大の研究チームが突き止めて
学術誌に論文が掲載されたんじゃ。
2011年から2023年にかけて、
琵琶湖の湖岸、457地点、721件で
ルアーフィッシングの釣果などを分析したところ、
ハスの検出確率は過去13年間で一貫して低下していて、
とくに2017年前後を境に急激な低下が確認されたそうじゃ。
釣りと言えば、アソビと思われがちじゃが、
長期間にわたってしっかり記録をとって、統計学的な分析をすれば、
学術論文になることもあるんじゃな。
みんなは釣りの記録をしっかりつけておるかのぉ?