博士じゃ。
今週は、釣りばりの産地のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
釣りをするときに欠かせない釣りばりじゃが、
実は、日本の釣りばりのおよそ9割が
兵庫県で作られているのを知っておるかのぉ?
がまかつ、オーナーばり、ハヤブサ、ささめ針。
釣り人なら誰もが知っている、
釣りばりの有名メーカーは
どれも兵庫県にルーツを持っているんじゃ。
「播州(ばんしゅう)」とも呼ばれる兵庫県中部は、
江戸時代から鉄を加工する技術が発達していて、
ハサミ、包丁、鎌などの
「播州刃物」が有名な地域なんじゃ。
その播州の中でも、三木エリアの鍛冶屋で
金物に使われた残りの材料が
小野エリアに入って家庭用の刃物や鎌に使われ、
さらにその残りの材料が、
釣りばりの製造に使われたという話もあるんじゃ。
播州は山と海に囲まれた土地で、
山の中には川が流れ、
海では漁が盛んに行われているので
実際に釣りばりを使う漁師さんの声をもとに、
改良を重ねやすい環境もあったんじゃな。
そして、1950年代には、
がまかつ、ハヤブサなどの釣りばりメーカーが生まれ、
今でも、釣りばりの多くが
このエリアで作られているんじゃ。
日本製の釣りばりは、
その鋭さと、かかりの良さから
世界でも人気になっておる。
釣り人と魚との接点になる釣りばり、
それを支える日本の職人の技に感謝なのじゃ。