博士じゃ。
今週は、「完全フカセ釣り」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
今シーズンの相模湾は
キハダがパッとしない状況が続いていて、
今週になってようやく釣れ出したようじゃが、
この際、和歌山まで遠征して
キハダを狙ってみるのはいかがかのぉ?
和歌山県にある本州最南端の町、串本では、
これからキハダの「完全フカセ釣り」
のシーズンがスタートするのじゃ。
「完全フカセ釣り」というと、
なにやら難しそうな釣りに思えるかもしれないが、
実はとてもシンプルな釣り方じゃ。
フロロカーボンの釣り糸に釣り針をつけて
そこにエサのイワシやオキアミをつけるだけという
かなりシンプルな仕掛けを使った釣りなんじゃ。
キハダを狙うなら、フロロカーボンは、
25~30号を100メートルほど巻いて、
その下に、下糸として、
PEライン8号を300メートルほど巻いておくんじゃ。
フロロカーボンはしっかり沈んでいくラインなので、
船長の合図とともにリールからラインを
手でずるずると引っ張り出して、
撒き餌も一緒に投下しながら、潮で仕掛けを流して、
狙いの棚まで沈めていくという釣り方じゃ。
マダイや、青物を狙うこともできるが、
串本では、80キロを超えるキハダ、
通称、串本モンスターを略して、
「串モン」が狙えるんじゃ。
キハダの他に、ビンナガやメバチが釣れることもあるぞ。
大物用のタックルが必要にはなるが、
遊漁船によってはレンタルタックルの用意もあるので
気軽にチャレンジすることも可能じゃ。
しかも、串本には、釣った魚をさばいて柵にして、
真空パック処理までしてくれる、
その名も「SABAKI」というお店もあるので、
クーラーボックスさえ持って行けばOKじゃ。
串本で、「串モン」クラスのキハダを
狙ってみてはいかがかのぉ?