The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『マハゼのウンチク』

博士じゃ。
今週は、マハゼのウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

ハゼの仲間は非常に種類が多く、
現在では魚類のおよそ8%がハゼの仲間で
およそ2200種が確認されているそうじゃ。

そんなハゼのなかでも、
日本で一番親しみがある種といえば、マハゼじゃ。
北海道から種子島までの沿岸部に生息していて
口と目が大きく、愛嬌たっぷりのユーモラスな風貌が特長じゃ。

もともとは日本や中国、朝鮮半島に住む魚じゃが、
最近では、船のバラスト水などで運ばれた個体が
カリフォルニアやシドニーで定着しているという話もある。

そんなマハゼじゃが、食べてもおいしい魚で、
むかしから「江戸前」の魚として
唐揚げや天ぷら、甘露煮などで食べられてきたんじゃ。
特に江戸前の天ぷらでは欠かせない食材の1つじゃな。

身近な堤防や河口で釣れるので、
釣りの対象魚としても人気で
東京湾では江戸時代からたくさんの人が
ハゼ釣りを楽しんでいたんじゃ。

マハゼは、夏には浅場でよく釣れるようになって
8月のお盆過ぎには15センチを超えるものが
顔を見せるようになり、
9月のお彼岸になるとさらに大きくなるので、
「彼岸ハゼ」という愛称で親しまれておる。

釣りの最盛期は9月から11月くらいまでじゃ。
防波堤などからゴカイ類をエサにしたちょい投げで狙ったり、
手漕ぎのレンタルボートや屋形船で
仲間とワイワイ釣ることもできる。

そして、ここ数年では「ハゼクランク」と呼ばれる
ルアー釣りで狙う人も増えているんじゃ。

ハゼクランクは、管理釣り場でニジマス釣りに使う
クランクベイトという小型ルアーでハゼを狙う、
新しい釣り方じゃ。
ちなみに、FMヨコハマのおひざ元にある大岡川も
ハゼ釣りの一級ポイントじゃ。
チャレンジしてみてはいかがかのぉ。
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