The Burn - Fm yokohama 84.7

水中映像クリエイターの村井智臣さんに聞く、 夢の「南極ダイビング」

ディレクターのモーリヤです!

昨日のGood To Goでは、
伊豆のショップ『Diving Service むらい。』の
オーナーガイドで、水中映像クリエイターの
村井智臣さんにお電話を繋ぎました。

村井さんには番組が始まった当初、
富戸からダイビング情報をもらってました!

井手隊長とは久しぶりの会話だったそうです。

独立してから15年が経ったそうで、
今は、伊豆のショップ『Diving Service むらい。』の
オーナーを務めているそうなんです。


そんな村井さんが本を出したということで、
その本についてお話を伺いました。

同じ年齢で同じ苗字の水中写真家・むらいさちさんと
20年以上前からの夢だった「南極」への旅を
今年 1/24〜2/23 にかけて実現。

その模様を収めた1冊です。
ぼくらの南極DIARY



ー南極って簡単に行けるところではないですよね?
 簡単に行けるものなんですか?

『南極自体は行けると思うんですけど、
 南極の海に潜るというのは難しいかなと思います。』


ーまず、南極に行くのが大変なんですね。
 どうやって行ったんですか?

『今回、成田から48時間かけて行ったんですよ。
 それがまず長かったですね。』

成田⇒ドバイ⇒リオデジャネイロ⇒
ブエノスアイレス⇒ウシュアイア(アルゼンチン)という
48時間の空旅だったそうです。




ー南極への玄関口の"ウシュアイア"はどんな街だったんですか?

『めちゃくちゃ綺麗な街で、建物がカラフルで
 すぐ横には氷河があって、山があって海があって
 考えられないような地形のところに街が広がっていました。

 行ったのは1月の後半で、南半球は夏でしたが、
 気温は10℃くらいで涼しかったです。』




ーウシュアイアから南極へ船で向かったんですね。


『そうなんです。クルーズ船が出ていて、
 170人くらいが乗れる船でした。
 その中で、ダイビングするのは7人でした。』
 



ー南極を見に行く人が多くいる中で、
 ダイビングをするということに対して
 周りの人はどんな反応だったんですか?

『日本人は僕らだけだったので、
 "ジャパニーズクレイジーダイバー"と呼ばれてました。(笑)
 考えられない!信じられない!という反応で、
 海から上がると、拍手とかされちゃって(笑)』




ー南極の海はどんな海だったんですか?

『知床の海では潜ったりしていたので、
 なんとなくそんな規模くらいかなと思っていたんですが、
 もう氷山というか、氷河というか、
 その下を潜ったんですけど、
 それが何十メートルぐらいの
 大きな氷の下を潜るのはすごい経験でした。。』
 



ー"氷山の一角"という言葉がありますが、それを体験してきたんですか。

『その通りで。水面からちょこっと出てる氷山があるんですけど、
 下を見てみると、ずっと下の方まで伸びてる
 氷の下を潜るのはすごかったですね〜。』
 




ー本の中には、写真の量もたくさんあるんですけど、
 南極の海にはどんな生き物がいるんですか?

『南極にどんな生き物がいるのか、すごい気になって、
 今回の目標はウミウシがいるのか気になって。
 ウミウシを3,4種類発見出来て、
 南極にしかいないウミウシを確認できたんです。
 古代の、ウミウシの原型だったんじゃないかというウミウシがいたり。
 
 あとは、クリオネっているじゃないですか。
 南極だと、見たことない形のクリオネがいっぱいいるんですよ。』




ークリオネってたくさんいるんですか!

『白黒のシマ模様になってるクリオネや、
 少し大きいクリオネも発見出来ました。』



ー南極の水温ってどのくらいなんですか?

『水温は、-1.7℃でした。』
 



ー氷点下なんですか!
 装備はどんなもので潜ったんですか?

『僕は、ドライスーツを着て、その中には寒くないインナーを着て
 潜ったので、そんなに寒くなかったんですけど、
 周りはみんな寒がっていましたね(笑)』




ー危ない目には遭わなかったんですか?

『危ない目には遭わなかったんですが、
 大きな氷山の下で潜ると、
 100 mくらい落ちてるところはさすがにビビりましたけどね〜』



ー写真を見ると、自然の動物たちもすごいですね!

『今回、ウシュアイアからすぐに南極に行かずに、
 フォークランド諸島とか、サウスジュージア島などに
 寄ってから南極に行ったんですよ。
 なので、とにかく色んな動物に会えましたね〜。』
 


ー特に、ペンギンがすごいですね。

『サウスジョージア島というところだったんですけど、
 世界最大のキングペンギンのコロニーがあって、
 何百万羽のペンギンを見ることが出来ました。』




ー南極へのイメージは変わりましたか?

『そうですね。全然違いましたね〜。
 南極って人がいないんですよ。
 人が出す埃やチリがないんですよ。
 これが美味しい空気なんだと思いました!』




ー最後にメッセージはありますか?

『この前、新宿でトークショーをやったんですけど、
 10月1日にも大阪でトークショーが決まっているので、
 ぜひお越しください。
 会場はまだ決まっていないので、
 SNSとかチェックしてください!』


ぼくらの南極DIARY





村井智臣さん、ありがとうございました!




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