博士じゃ。
今週は、釣りと夏休みの自由研究のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
海や川といった「自然」は、自由研究のテーマの宝庫じゃ。
そんな自然の中で釣りを楽しみながら
自由研究も出来ちゃえば一石二鳥ということで、
今週は、釣りのついでにできる自由研究について紹介するのじゃ。
まず、一番シンプルなのは、釣れた魚にフォーカスする自由研究じゃ。
例えば、釣れた魚について図鑑や水族館で詳しく調べたり、
クロダイやスズキなど、大型の魚なら、
胃の内容物を取り出して何を食べていたか調査したり。
美味しい調理法を調べて、料理に挑戦してみるのもいいのぉ。
美味しく食べた後には、
魚のアゴの骨を使った標本をつくるのもオススメじゃ。
体全体の骨格標本をつくるのは大変じゃが、
アゴの骨だけならパーツの数も少ない。
作り方も簡単で、
アゴの骨をパーツに分解して、
周りについている身を丁寧に歯ブラシで取り除いて、
キッチンハイターに一晩漬けて、漂白、除菌。
その後は、天日干しにして乾かしたら、
元の形に組み上げて、グルーガンで固定して完成じゃ。
釣れた魚にフォーカスする以外にも、
魚が釣れる条件について調べるのも面白いぞ。
例えば、いろいろなエサで釣れるテナガエビじゃが、
どんなエサが一番釣れるのか比べてみたり、
意外なものをエサにして釣れないか試してみたり。
時間や潮まわり、水温、水の透明度などで、釣れ方が変わるのか、
釣り日記をつけてみるのもオススメじゃ。
本牧海釣り施設のWEBサイトでは、
何月何日にどんな魚が何匹釣れたかはもちろん、
その日の天気、水温、潮まわりまでデータベースになっておる。
これを自分なりに分析してみるも面白いかもしれんのぉ。
他にも番外編としては、
釣りを楽しんだ後に、釣り場でゴミ拾いをしながら、
落ちているゴミについて、種類や数を記録するのもいいのぉ。
自由研究というと、
何をやろうか考えているばかりでなかなか手を付けられず、
夏休みも終盤になって、焦りだすパターンが多いと思うが、
好きなことと結び付ければ、やる気もでてくるというもの。
釣りを楽しみながらの自由研究、ぜひチャレンジしてみるのじゃ。