博士じゃ。
今週は、もしも釣りの最中に地震が起こった場合のウンチクを
あらためて確認しておくのじゃ。
心して聞くのじゃ。
地震はいつ起こるか分からないし、いつ起こってもおかしくない。
もちろん釣りをしている最中も例外ではないのじゃ。
まず、普段から堤防の先端ギリギリや、
切り立った磯にはできるだけ近づかないことじゃ。
特に磯は地震が起こると岩が崩れることがあるし、
足場が悪いので避難するにも時間がかかるので注意じゃ。
そして、釣りをしていて地震が起きたら、
必ず心配しないといけないのが「津波」じゃ。
とくに防波堤、サーフ、磯で釣りをしている場合は
揺れを感じたらすぐに釣りを中止して、
道具は置いたまま高台へ避難するのじゃ。
「あまり揺れなかったから津波はこないだろう」
という油断は大敵じゃぞ。
海岸線では、地震が起こってから最短2分程度で、
津波が到達することもあるのじゃ。
情報収集よりもまずは一刻も早く海から離れ、
できるだけ高い場所を目指すことじゃ。
ちなみに、津波のおそれがあるときは、徒歩での避難が原則じゃぞ。
車移動だと渋滞・事故などの二次災害の発生や
救護の妨げになってしまう可能性があるからじゃ。
そして、津波は川を遡上する可能性もあるので、
川で釣りをしていた場合も、すぐに川沿いからも離れて、
安全な場所に避難するんじゃ。
大切なのは、普段から釣り場近くの高台を探しておくことじゃな。
スマートフォンなどで釣り場周辺の「津波ハザードマップ」を確認して、
避難場所や避難経路を把握しておくのじゃ。