The Burn - Fm yokohama 84.7

海の事故を未然に防ごう! / 海上保安本部 豊島良子さん

ザバーン ディレクターのモーリヤです!

昨日のGood To Goのタイトルは
『海の事故を未然に防ごう!』
これからの季節に増加する海難事故について、
お話を伺いました。



スタジオにお迎えしたのは
第三管区海上保安本部
交通部 安全対策課
安全対策第三係の
豊島良子さん
です。


ー交通部 安全対策課
 は普段どんな活動を
 しているんですか?


『海難調査や、船舶交通の安全に
 必要な事項の通報に関する
 仕事をしています。』


ここで、ザバーンリスナーから質問が。

ーラジオネーム:
 酔いどれランナーさんから、
 「離岸流は岸から
 分かるものなのでしょうか?」
 という質問が来ているのですが、
 分かるものなんですか?

『見た感じで分かるものでは
 ないかと思います。
 分かる人もいるかと思いますが、
 私はぱっと見で分かる
自信はないです...』

続いてもザバーンリスナーからの質問が...

ーラジオネーム:
 マダイ大佐さんから、
 「津波が発生した場合、
  マリーナに戻るかどうか悩みます。
  マリーナが混雑していたり、
岩壁が損傷している可能性も
  あるのかなと思い...」

『状況を見て判断が一番ですが、
 陸に上がって避難することがいいと思います。
 津波の到達に時間があるのであれば、
 沖に出ていただいて、っていうのも
 あると思います。』


ー豊島さんご自身もマリーンレジャーが
 お好きなんですよね?


『ダイビングを楽しんでいます。
 大学生の頃に、オープンウォーターの
 資格を取ってから、お魚を見たり
 ファンダイビングを楽しんでいます。
 フィンとかマスクをつけることで、
 自由に動けるのがダイビングの
 魅力だと思います。』


ーこの時期、マリーンレジャーを
 楽しむ方が増えると思うのですが、
 それに比例して、
 事故も増えるんですか?


『7〜8月にかけて
 海浜事故の発生件数が増えます。
 その中でも一気に増加するのが、
 遊泳中の事故です。』


ーやっぱり泳いでて、
 溺れることが多いんですね。


『そうですね。遊泳中の事故だけで、
 全体の半分を占めます。』


ー遊泳中の事故というのは、
 実際にどういう事故が多いんですか?


『波に引き込まれてしまうなどする
 溺水が全体の55%くらいですね。
 ついで、風や海流の影響で戻れなくなってしまう
 帰還不能です。
 そのほかには、岩などに足をぶつけたりして
 怪我をしてしまう負傷ですね。
 また、
遊泳中の事故の80%は、
遊泳可能な海水浴場「以外」の場所で
発生しているのが現状です。



「遊泳中の事故」を未然に防ぐために、
  どんな行動をとればいいでしょうか?
『1つ目は、ライブセイバーや管理された
 海水浴場で泳いでください。
 水上オートバイなどの他のマリーンアクティビティ
 との接触にも気をつけてください。
 2つ目は、天候の悪い日は海に入らないでください。
 3つ目は、お酒を飲んだら海に入らないでください。』


ー波の高い日や、海に入らない方がいい
 コンディションはどのくらいの基準ですか?


『海水浴場だとフラッグを立てているので、
 自分で判断できない時は、そちらを見てください。』



ーお子さんも注意が必要ですね。

『はい。お子さんは静かに溺れてしまうことが多いので、
 特に注意が必要です。』



第三管区海上保安本部では、
 この夏どんな活動をされるんですか?
夏の事故ゼロキャンペーンを
 7/16(水)〜8/31(日)の期間で行っています。
 海上保安庁のXでも発信しているので、そちらもチェックしてください。
 海難事故の番号は、118です。』



ー最後にザバーンリスナーへメッセージをお願いします。
『マリーンアクティビティの情報が欲しい方は、
 ウォーターセーフティーガイドをご覧ください。
 各マリーンアクティビティの
 注意点などを記載しています。』




第三管区海上保安本部
交通部 安全対策課
安全対策第三係の
豊島良子さんをお迎えしました。

ありがとうございました!
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