The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『ワカウナギのウンチク』

博士じゃ。
今週は、「ワカウナギ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

ワカウナギという魚を知っておるかのぉ?
知っていたら、かなりの魚ツウじゃな。

ワカウナギはその名の通り、
見た目はウナギに似ているんじゃが、
ウナギではなく、ウミヘビの仲間なんじゃ。

ややこしいことに、ウミヘビと名がつく生き物には
爬虫類でヘビの仲間のウミヘビと、
魚類でウナギ目ウミヘビ科の魚がおって、
どちらもウミヘビと呼ばれておる。

ワカウナギは、ウナギ目ウミヘビ科の
れっきとした魚なんじゃが、
最近になって発見されたばかりの種で
詳しい生態はまだ分かっていないんじゃ。

今年の3月末に、高知県・四万十市を流れる清流
四万十川でシラスウナギ漁をしていた人が、
体長25センチほどで
ウナギやアナゴのような見た目の
変わった魚がいるのを発見して
地元の博物館に持ち込んだところ、
ワカウナギだと判明。

この魚は今、四万十市にある
四万十川学遊館で展示されているんじゃ。

この博物館によると、
ワカウナギが四万十川で見つかるのは初めて。

エサとして、アミエビなどを試しているものの、
これまでに食べたようすはなく
いつまで元気な姿をみられるかは
見通せない状況だそうじゃ。

非公式ながら相模湾で見つかった
という話もあるので、釣りをしていて
ワカウナギと出会う可能性もゼロではないぞ。

見慣れない長細い魚を見かけたら要注意じゃぞ。
top