The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『東京初のキャッチ&リリース区間のウンチク』

博士じゃ。
今週は、東京初のキャッチ&リリース区間のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

キャッチ&リリース区間とは、
魚に与えるダメージが
少ない釣り方だけが許可され、

釣った魚はすべて再放流することが
義務付けられている、
河川の特定エリアのことじゃ。


日本では2000年頃から、
魚体数の維持や固有種保持の観点から

キャッチ&リリース区間を
設ける渓流釣り場が増えてきたんじゃ。


そして、今年から東京都で
初めての本格的なキャッチ&リリース区間が、

奥多摩湖に注ぐ小袖川の全エリア、
峰谷川、岫沢の上流部に誕生したんじゃ。

この3つの川を管理する、
東京都奥多摩町の小河内漁協によると

解禁日に根こそぎ魚が釣られて持ち帰られてしまい、
放流しないと魚が釣れないような
「自然河川の管理釣り場化現象」が長年続いていたそうじゃ。


そんな状況を改善するために、
キャッチ&リリース区間を設け、

その他のエリアでも、
持ち帰りは1日10匹までの
リミットが設けられたんじゃ。


ちなみに、ヤマメは川を降って
海や湖で育つとサクラマスになるが、

現在、奥多摩湖では、
そんなサクラマスがわずかに
生息していることが確認されておる。


今回キャッチ&リリース区間が設けられた
3つの川で生まれたヤマメが川を降って、

奥多摩湖で育ってサクラマスとなり、
元の川に遡上する「サクラマスの里」を目指していくそうじゃぞ。

キャッチ&リリース区間では、
魚にできるだけダメージを与えずにリリースするため、

フックはバーブレス、ランディングネットの携帯も必須じゃぞ。
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