
博士じゃ。
今週は、「ちらし寿司」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
明後日、3月3日は桃の節句。
ひな祭りじゃな。
ひな祭りに、女の子の健やかな成長を願って
食べる料理といえば、
そう、ちらし寿司じゃ。
見た目も華やかで豪華なちらし寿司は、
お祝いの席にはぴったりのメニューじゃが、
ひな祭りに、ちらし寿司が
食べられるようになったのは、
意外と最近で、大正時代以降なんだそうじゃ。
ちらし寿司に入れる海鮮と言えば、
まぐろ、えび、サーモン、
いくらなどが定番じゃが、
実は、日本全国を探すと、
各地の特産を使ったちらし寿司もいろいろあるんじゃ。
たとえば、三重県の伊勢志摩地方では、
カツオやマグロ、
京都北部の丹後地方では、焼きサバ、
熊本県の天草地方では、
コノシロが使われるそうじゃ。
そう考えると、
ちらし寿司に決まったルールはないので、
釣れた魚を使って作ってみるのもアリじゃな。
おすすめは、
身近な堤防や釣り公園で釣れるマアジ。
マアジを酢締めにして、
ちらし寿司すると、
さっぱりとしていて美味いのじゃ。
ちらし寿司はひな祭りに限らず、
親戚や友人が集まるパーティーにも最適な料理。
釣った魚で作って、おもてなしするというのも一興じゃな。