The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「本栖湖のヒメマス」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、本栖湖のヒメマスのウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

富士五湖の一つ、本栖湖と言えば、
全国の湖の中でも屈指の透明度を誇っていて、
青く透き通る湖は「本栖ブルー」とも呼ばれておる。

そんな本栖湖で人気の釣りと言えば、ヒメマス釣りじゃ。

ヒメマスは、陸封型のベニザケで、
塩焼きやフライ、
ムニエルなどでとても美味いんじゃ。


本栖湖では、例年、
春と秋の2ヶ月間のみヒメマス釣りが解禁になるんじゃが、

ここ数年は釣れる数が減っていて、
ついに今年の秋の解禁は、初めて見送られてしまったんじゃ。


というのも、今年の10月、
秋の解禁を前に本栖湖漁協が行った試し釣りでは、

ヒメマスが1匹も釣れなかったんじゃ。

ここまでヒメマスが激減してしまった原因として、
漁協が考えているのが、

本来、本栖湖にはいない魚なのに、
ここ2、3年で本栖湖で増えているレイクトラウトじゃ。


大きいものだと1メートルにもなる、
どう猛なレイクトラウトに食い荒らされてしまい、

ヒメマスが激減しているのではないか、ということじゃ。

魚協では、例年行っている稚魚の放流を取りやめて、
成魚にまで育ててから放流するなど、
少しでも食べられないよう工夫を始めているそうじゃ。

来年の春には、ヒメマス釣りが解禁になることを、わしも願っておるぞ。
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