博士じゃ。
今週は、釣り人が貢献できる
環境省の調査のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
環境省の「中国・四国地方 環境事務所」では、
気候変動に関する調査のため、
釣り人やダイバーから、
魚に関する情報収集を行っているんじゃ。
集めているのは、中国・四国地方の
瀬戸内海・日本海・太平洋で釣れた魚や
水中で見た魚の写真じゃ。
特に暖かい海水を好む魚で、
藻類の食害の恐れがある
アイゴ、イスズミ、ニザダイ、ブダイ。
そして、暖かい海水を好むハタ類、
例えば、アラ、アオハタ、
アカハタ、オオモンハタ、クエ。
さらに、中国・四国地域では
あまり見たことがないと思う魚の情報を集めているそうじゃ。
アプリを利用して
すぐに情報提供できるようになっているので、
釣りをしながら、
サクッと調査に貢献できるのは嬉しいのぉ。
来年1月末まで情報を
募集しているということなので、
年末年始に、中国・四国地方に帰省して、
現地で釣りをする人は、
協力してみてはいかがかのぉ。
残念ながら関東地方では、
今のところこういった
取り組みは行われていないようじゃが、
東京湾や相模湾で
釣れる魚も明らかに昔とは変わってきておる。
ただ釣りをするだけでなく、
釣れた魚がどういった環境を好むのか、
どういったエサを食べているのか、
調べてみるのもいいかもしれんのぉ。