博士じゃ。
今週は、魚を使った
郷土料理のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
農林水産省が運営するWEBサイト
『うちの郷土料理』を知っておるかのぉ?
日本全国、47都道府県から選ばれた
郷土料理をデータベース化していて、
その”いわれ”や歴史、レシピ、
郷土料理を生んだ
地域の背景なども紹介されているんじゃ。
メニューの数、およそ1300種類じゃ。
その中にはもちろん魚を使った郷土料理も紹介されておる。
例えば、山形県からは、
庄内地域を代表する春の料理、「鱒(ます)のあんかけ」。
茹でたサクラマスの身にニラをそえて、
あんをかけた料理で、
お祝い事などのハレの日に
食べる料理として、
今も定着しているんじゃ。
福井県からは、若狭地域の
「丸焼き鯖」が紹介されておる。
若狭と言えば、古くから
「鯖街道」を通って、京都まで、
サバなどの海産物が運ばれておった。
そんな若狭地域で獲れる、
質の良いサバを竹串に刺して、
アユの串焼きのように
丸ごと焼いた郷土料理が「丸焼き鯖」なんじゃ。
名物として鮮魚店や飲食店、
スーパーマーケットにも並んでいるので、
旅行で福井に行けば、
食べる機会もあるかもしれんのぉ。
若狭地域では、
しょうが醤油で食べるのが一般的じゃぞ。
釣りに行ったら、釣れた魚が
日本全国でどんな料理で食べられているのか調べて、
レシピの参考にしてみるのもいいかもしれんのぉ。