
博士じゃ。
今週は、「魚を食べている人は健康になる」という、
釣り人には嬉しいウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
40~59歳の日本人4万人を
およそ11年間追跡した大規模な調査で、
魚をよく食べている人は、
心筋梗塞や狭心症などの
虚血性心疾患のリスクが
およそ60%低いことが明らかになったんじゃ。
週に1、2回、魚を食べるだけでも
効果を期待できるんじゃが、
それ以上食べると効果はさらに高くなるそうじゃ。
さらに、シシャモ、シラスなど、
丸ごと食べられる小魚を食べる習慣がある人は、
死亡リスクが大幅に低いことが、
8万人以上の日本人を
9年間追跡した調査で明らかになったんじゃ。
小魚を月に1回から3回食べている女性は、
ほとんど食べない人に比べて、
全ての死亡リスクが、0.68倍。
がんによる死亡リスクは、
0.72倍に減少していたんじゃ。
男性でも小魚を食べることで、
全死亡リスクと、がんでの死亡リスクが
低下する傾向がみられたものの、
こちらは統計学的には有意な差ではなかったそうじゃ。
これからワカサギ釣りがシーズン。
小魚は健康にいいからと、
釣りに行く理由が一つ増えそうじゃのぉ。