The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「ワタリガニ」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「ワタリガニ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

一般的にワタリガニと呼ばれているカニは、
ガザミ、タイワンガザミ、イシガニなどで、
どれも味噌汁やパスタ、鍋などにして美味いカニじゃ。

東京湾では、ガザミが年々少なくなっていて、
もともと西日本に多かった
南方系のタイワンガザミが多くなっておる。


温暖化や黒潮の蛇行の影響もあるだろうが、
東京湾でガザミが育つのに必要な
アマモ場が減っている影響もありそうじゃ。


ワタリガニは、梅雨時から秋にかけて、
身近な堤防や砂浜で釣ることができて、
しかも美味しいので、密かな人気なんじゃ。


釣り方は簡単じゃぞ。

まず、カニ釣りのための専用の仕掛け「カニ網」を用意する。

「網」という名前がついておるが、
たも網のようにすくいとるものではなく、
オモリ、エサを入れるネット、
カニをからめとるネットが一緒になった仕掛けじゃ。


このカニ網に、
内臓がついた魚の切り身などを入れ、
丈夫な投げ竿で投げる。


あとは30分ほど待って引き上げるだけじゃ。

上手くいけば、
エサを食べに来たカニが、
ネットに絡まって抜けられなくなっているはずじゃ。

気を付けることは、
根がかりしないポイントに投げること。


カニ網は根がかりしやすく、
もし根がかりしてしまうと
大きなゴミを海に残すことになってしまうからじゃ。


そして、釣れたカニを網から取る時に、
ハサミで怪我をしないように注意が必要じゃ。


それから場所によっては、
カニ網が禁止されている場合もあるので注意するのじゃ。
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