The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「潮目」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「潮目」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

シイラやキハダを狙う釣り船で、
「潮目」を探して釣りをすることがあるのぉ。


この潮目というのは、
海面上に見える「海水の境目」のことじゃ。


性質が違う海水同士の境目なので、
海の色が異なっていたり、
風で波立っているように見えたり、

泡立っているように見えたり、
筋のようなものが
細長く伸びているように
見えることもあるんじゃ。


暖流と寒流のような
大きな海流同士が
ぶつかっている場合もあるが、

局地的に、水温や塩分の濃さ、
流れの速さなど、
性質が異なる海水の境目が

潮目となって現れることもあるんじゃ。

潮目の周辺は、海底の栄養豊富な
プランクトンが巻き上げられたり、

流れにのってきたプランクトンが
潮目に寄せられたりするので、

それらを餌とする小魚や、
小魚を餌とする大型魚が集まってくるんじゃ。


また、潮目には海面付近に
浮かんで漂流する「流れ藻」が集まることも多く、

この流れ藻にも、魚の稚魚が集まり、
それを狙う魚も集まってくるんじゃ。


潮目には、流れ藻のほかにも、
流木などの漂流物がたまっている多い。


漂流物には大型の魚が
ついている場合もあるので、

ルアーをできるだけ
漂流物の近くにキャストしたくなるが、

ルアーを引っ掛けてしまうと、
その流しが終わってしまうこともあるので
注意するのじゃ。


ちなみに、堤防で釣りをしていても、
たまに潮目が近づいてくることがある。


そんな時は大物を狙えるチャンスかもしれんぞ。
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