博士じゃ。
今週は、ウナギのウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
今年の土用の丑の日は、
7月24日(水)と8月5日(月)の2回。
せっかくだから自分で釣った
ウナギを食べてみたいと
思っている釣り人も多いかもしれんのぉ。
ウナギは川の上流から
海まで広く生息しておるが、
中でも河口の汽水域でよく釣れるんじゃ。
多摩川や相模川の河口付近で
狙っている人をよく見かけるが、
テナガエビやマハゼ釣りの
ポイントはウナギ釣りにも絶好のポイントなんじゃ。
ウナギが釣れるのは、
だいたい4月頃から10月頃まで。
ミミズや太めのイソメなどを
エサにしたブッコミ釣りで、
竿先に鈴をつけてアタリを待つのが一般的じゃ。
エサは、ドバミミズが特効餌と言われておるが、
ハゼやドジョウの泳がせ釣りや、
現場にいるカニや
テナガエビをエサにして釣ることもできる。
ウナギは、夜行性。
日中はコンクリート護岸の割れ目や、
捨石の隙間などに潜んでいて
夜になると餌を
食べるために出て来るんじゃが、
よく釣れる時間は、
日没30分後から1時間弱。
時合いが来るとパタパタと釣れて、
短い時合いが終わると
アタリが遠のくことが多いんじゃ。
なので、竿を多く出した方が
釣れる確率が高くなる。
迷惑にならない程度に、
竿を出してみるのがおすすめじゃ。
ちなみに、ニホンウナギは環境省や
国際自然保護連合で絶滅危惧種に区分されておる。
身近な川で釣れるくらい
生息数は多いものの、
数は急激に減少していて、
このままでは絶滅してしまう
可能性があるというわけじゃ。
また、釣った場所によっては泥臭いので、
3日ほど真水で泥抜きをして、
活きたままさばく必要があるので、
自分で釣ったウナギを
食べるのは簡単なことではない。
小さい個体はリリースして、
必要以上の数を持ち帰らないことはもちろん、
自分でさばく自信がない場合は、
リリースするのがおすすめじゃ。