The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「ナブラ」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、ルアーシイラ船でよく聞く
釣り用語シリーズ

「ナブラ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

ナブラは、イワシなどの小魚の群れが、
大型の肉食魚に追われて、

海面に追い詰められて、
逃げ惑っている状態のことじゃ。


波を立てて小魚が海面を逃げ惑う様子は、
海面が沸騰しているようにも見えるので

ナブラが湧くと表現されることもあるんじゃ。

同じような状況を表す言葉に、
「ボイル」という用語があるが、

ナブラが、小魚の群れの状態を表す言葉なのに対して、
ボイルは、追い込んだ小魚を捕食している
フィッシュイーターの様子を表した言葉なんじゃ。


ナブラが発生しているときは、
フィッシュイーターの捕食スイッチが入って、
活性が高くなっている状況なので、

釣り人にとってもフィーバータイム。

船釣りの場合は、ナブラに集まる海鳥の群れ
「鳥山」を目指して船を走らせるんじゃ。


ナブラは、船釣りで狙うような沖だけでなく、
サーフや堤防から狙える場所でも、
朝・夕を中心に発生することもあるぞ。


運よくナブラに出会って、
ナブラにいる魚を狙うときに注意したいのが、

ナブラの中にルアーを投げ込まないことじゃ。

とくにメタルジグや大きなプラグで
ナブラを直撃してしまうと、

着水音でフィッシュイーターの群れが
一瞬で沈んでしまったり、

群れが散ってしまったりすることがあるんじゃ。

ルアーで狙う時には、
ナブラを超えた沖側や、
ナブラの進行方向の先にキャストして、

ナブラの中を引いてくるようにするんじゃ。

ナブラは、すぐに終わってしまうことも多いので、
タイミングを逃さないように釣るんじゃぞ。
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