博士じゃ。
今週は、イシナギのウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

ZOZOの創業者、
前澤友作さんが
巨大なイシナギを釣ったことを
公式Xで報告して、話題となっておる。

その大きさは、
なんと１４７センチ、５１キロ。
２年前に釣った、
３８キロを大きく上回って、
自己最高記録を更新したそうじゃ。

「イシナギ」は、北海道から
四国・九州まで広く分布している魚で、
大きなモノは、体長２メートル、
２００キロにまで達するんじゃ。

口が大きいオオクチイシナギと、
口が小さいコクチイシナギの２種類がいて、
日本近海で見られるのは、
ほとんどが「オオクチイシナギ」じゃ。

通常は水深４００～６００メートルの
岩礁帯にいるんじゃが、
春先の産卵期には
水深１５０メートル前後まで上がってくるので、
釣るならこれからの季節がねらい目じゃ。

相模湾で専門に狙う遊漁船は少ないが、
イカや根魚などを釣った後、
タックルを強力な電動リールと
極太のロッドにチェンジし、
釣り上げた獲物を特大のハリに付け、
「一発大物！」を狙う釣り師もいるんじゃ。

イシナギは群れで行動するため、
お隣りさんが釣れたらチャンス到来！

引きが強烈なので、
グッと腰を落として
竿先の動きに注意集中じゃ！

脂の乗った白身は、
刺身やムニエル、
鍋物、煮付けなどで美味しいんじゃ。

ただし、肝臓はビタミンAが多く、
中毒を起こす恐れがあるため、
食品衛生法で
食用禁止となっているので要注意じゃぞ。