
博士じゃ。
今週は、「気候変動でタコが失明するかもしれない」
というウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
オーストラリアの
研究者が行った最近の研究で、
現在のペースで海水温が上昇し続けると、
タコが失明する
危険性があることが分かったんじゃ。
この研究では、
3つの違った水温でタコの卵を調査。
すると、現在の気候に近い水温である
19度と22度に比べて、
2100年頃の
夏の予想水温である25度では、
視力に関するタンパク質の
生産が少なくなることが分かったんじゃ。
実は、タコの脳のおよそ70%は、
視力に関係したもので、
タコにとっては、
コミュニケーションや天敵、
獲物の察知に、視力がとても重要なんじゃ。
タコにとって、
目が見えなくなることは大問題。
水温がわずか3度あがるだけでも、
生物の生存を脅かすことになるのは、
驚きじゃ。
気候変動を少しでも防ぐために、
できることをやっていきたいものじゃな。